伊豆急行と熱海の花火めぐり

　旅の2日目。今日は伊東駅を12:56に出発する「リゾート21」に乗るまで駅周辺を散策することにしました。伊東園ホテル別館のチェックアウトは12時ということで、それまでは部屋に荷物を置いておける。宿にはレンタサイクルもあり、事前予約はできませんが、借りたいときにフロントに申し出て、使われていなければ借りられるというシステム。レンタサイクル使用可能時間は午前9時～日没まで。朝食のバイキングをいただき、9時になってフロントに聞いてみるとレンタル可とのこと。

　自転車でまず向かったのが、宿から自転車で約4～5分の場所にある「湯どころいとうの朝市」。毎週土日の7:30～12:00まで地元の野菜や干物などの海産物が販売されていて、奥さんが喜びそうなところ。早速、自転車で行ってみたのですが、建物の中は「もぬけの殻」。ありゃりゃ？つぶれちゃいましたか？　建物の周囲をうろうろしていると貼り紙を発見。なんでも7・8月を除く第2日曜日は、駅前の駐車場に移動して「いとう駅前観光朝市」として開催されているとのこと。

　「駅前観光朝市」会場に行ってみると、10軒ちょっとのテントが設営されていて、野菜・海産物・お茶・惣菜などなど販売。これまで湯田中への旅や北海道の旅では激安野菜を買い、遠路はるばる野菜を持って自宅に帰りましたが、今回はそれほど安くなかったようでパス。しかしお茶が安かったそうで数袋買いました。

湯どころいとうの朝市の場内
今日はお休み

今日の伊東の朝市は伊東駅前で開催されていました

　続いて訪れたのが「伊東マリンタウン」。伊東駅から約1.5kmほど離れた場所にある道の駅です。伊東駅からバスも出ていますが、私たちは自転車で移動。おみやげ屋さんや食事処の他に、日帰り温泉施設、遊覧船の乗船場もあり、場内を歩きまわるだけでも時間がつぶせます。また、足湯「あったまりーな」も併設されていて、海を見ながら足湯に入ることができます。

伊豆マリンタウン

足湯「あったまりーな」

　宿には11:30頃に戻って自転車を返却。11:50にホテルから伊東駅行きの送迎バスを利用して12時過ぎに伊東駅に到着。おみやげを購入し、12:56発の熱海駅行き「リゾート21」を待ちました。

　この日の12:56発の「リゾート21」は黒船電車。車内にはデッキにペリーや坂本龍馬の自画像が描かれていたり、各号車の海側窓の上部には黒船来航を含む幕末や沿線の歴史資料が展示されていました。

　前日のアルファ･リゾート21では展望席でしたので、今度は海側に向いた席を利用。往きと帰りで異なる座席を楽しみました。

「リゾート21・黒船電車」

黒船電車の展望席

船をイメージした黒船電車の扉
扉の横には「黒船電車」のサボ

デッキ部にはペリーの自画像

全車両、海側は窓側を向いた座席に

　黒船電車は熱海駅に13:58に到着。13:37発のJR東海道線に乗換え、小田原駅に13:58に到着しました。小田原駅からは往きと同じく小田急線を利用。ロマンスカーの空席照会をしてみると、14:35発の「スーパーはこね26号」は50000系VSEが使用されていますが、後ろ展望席の3列目が空席ありということで、思わず購入してしまいました。

小田急50000系VSE

VSEデビュー10周年記念ロゴ

　VSEの展望席は片側4列。計16席ありますが、「リゾート21」と比べると、ひな壇状の段差が少なく、さらに座席の背もたれも高くて3列目だと、背筋をぐっと伸ばさないと前方がよく見えません。とはいえ、帰りの車中は半分以上居眠り。実にもったいない。

　VSEは今年、デビュー10周年ということで車両先頭部には10周年記念のロゴが貼り付けられていました。

　新宿駅には15:48に到着。今回もLSE、アルファ･リゾート21、黒船電車、VSEと多くの展望列車に乗車。さらに花火と、満足な1泊2日の旅でした。

5月10日の旅で乗車した列車の記録

出発駅		到着駅	使用列車
伊東 12:56	～	熱海 13:19	普通　熱海行き伊豆急行2100系7両リゾート21EX黒船電車
熱海 13:37	～	小田原 13:58	普通　小金井行き E231系　10両
小田原 14:35	～	新宿 15;48	スーパーはこね26号小田急50000系VSE

○ブログ「列車とともに・こぼれ話」では、旅日記本編で書ききれなかった話題をご紹介しています。ぜひこちらもご覧ください。
１．リゾート21「ドルフィン」に出会う