平成30年夏　運転見合わせが続出する山形を旅する

　旅の2日目。天気予報はおおむね曇り。この日は陸羽西線で高屋駅まで行き、最上川の舟下りの予定でしたが、ここでもトラブルが発生。まずは陸羽西線が運転見合わせしていたこと。これは前日までの大雨の影響ではなく、約2週間前の8月5日の大雨で運休が続いているとのこと。8月11日からは代行バスが運行していて、私たちもこれを利用して高屋駅まで向かおうとしていました。

　朝、ホテルで出発の準備をしていると私の携帯電話が鳴る。電話の相手は、最上川の舟下りの会社から。強風の影響で、舟下りは運休するという内容でした。さてさて困った。この日もやることがなくなってしまったのです。代行バスで酒田駅まで直行してもいいのですが、昼前に到着してします。この日宿泊するかんぽの宿のチェックイン時間は15時ですから早すぎ。ホテルにある観光パンフレットを物色し、この日の行程を練り直しました。

最上・庄内観光スポットスタンプラリーのリーフレット
期間は平成30年8月1日～12月31日

　手にしたパンフレットは「最上・庄内観光スポットスタンプラリー」というもの。そのなかで私と奥さんの目に留まったのが、「いきいきランドぽんぽ館」という日帰り温泉施設。ここに砂風呂があるとのこと。砂風呂は過去に平成20年の「熊本・鹿児島各駅列車の旅」で、指宿に立ち寄った時に体験。またどこかでやってみたいと思っていました。奥さんも興味津々で訪問することにしました。ぽんぽ館へは磐越西線の古口駅から戸沢村の村営バスが運行されているのですが、1時間前までに予約をするというシステムで乗車するのにやや面倒です。

　「最上・庄内観光スポットスタンプラリー」は、最上地域と庄内地域の各2か所とスペシャルスポット1か所の計5か所を巡り、スタンプを押してもらうと懸賞に応募できるというもの。それならば、レンタカーを借りて新庄から酒田まで移動。途中の観光スポットに立ち寄り、スタンプを収集することにしました。

いきいきランドぽんぽ館

　まず立ち寄ったのが「いきいきランドぽんぽ館」。入浴のみ350円。入浴と砂風呂は1,000円です。砂風呂は男性浴室、女性浴室にそれぞれあるようですが、この日は平日でほかに他に砂風呂利用客もないため、私と奥さん2人とも男性浴室内で砂風呂体験です。

　指宿の砂むし風呂は、砂浜の砂を掘り起こして入浴するのに対し、ぽんぽ館の砂風呂は、砂というよりも粒子が細かい石が敷き詰められている。適度に粒子が荒いため、急激に熱が体に伝わらず、じわじわと温まっていくんだそうです。使用後は毎回お湯を流して殺菌しているので、とても清潔なんだとか。たしかに指宿の砂むし風呂では、体のあちこちで脈拍を感じるような息苦しさがありましたが（それはそれで気持ちよかった）、ぽんぽ館のそれは体への負担は少なそうです。200円追加で休憩室も利用できますが、この後、スタンプラリーもあるので、ロビーのベンチでしばし休憩後、出発しました。

道の駅とざわ高麗館

道の駅しょうない風車広場

道の駅での昼食
季節の野菜たっぷりいろどり冷麺

山居倉庫

　他に立ち寄ったのが、「道の駅とざわ高麗館」、「道の駅しょうない風車広場」「山居倉庫」「旧鐙屋」。最後の「旧鐙屋」に立ち寄ったのが15:30頃。このあとは酒田駅前を16:00に出発するかんぽの宿行きのバスに乗る予定でしたので、時間もまずまず。朝には予定していた舟下りが中止になり、今日1日何をしようか迷いましたが、十分楽しむことができました。

かんぽの宿　酒田

　酒田駅前からバスに乗ってこの日の宿のかんぽの宿へ。「平成29年冬石和温泉工場見学めぐりと花火の旅」でかんぽの宿に泊まった時、奥さんがとても喜んでいたので、今回もかんぽの宿に。旅の多くは夜に花火大会を絡めるので、宿は夕食が付かないビジネスホテルになってしまうことが多いのですが、今日は花火はなし。ビジネスホテルとは比べ物にならないほど広々とした和洋室の部屋。豪華な夕食に今回も奥さんは大喜びでした。

洋室ベッドルーム

和室

先付　スモークマリネのマリネ風
石焼　牛肉カットステーキ
皿物　魚介とごろごろ野菜の黒酢あんかけ
鉢物　むぎそば
※ごはんは庄内産はえぬき

造里　舟盛りに乗ったお刺身にびっくり
（でも舟盛りの大きさに対してお刺身の量がビミョ～）

煮物　夏魚・鱸のあげ煮

油物　あなごの一本揚げ

デザート　トマトのゼリー

8月17日の旅での移動の記録

出発駅		到着駅
新庄	～	酒田	レンタカー
酒田駅正面口 16:00	～	かんぽの宿 16:27	酒田市福祉乗合バス（るんるんバス）酒田駅大学線