　いよいよ待望の「雪の大谷」を歩く旅に出発！
　立山・黒部アルペンルートへは平成１２年夏に１度訪れたことがありますが、そのときは夜行バスで室堂へ直行。そこから扇沢へ向かう、半分縦断といった感じ。今回は扇沢から立山まで山岳鉄道を乗り継いでゆく「完全縦断」です。

　また、この季節のアルペンルートは頂上の室堂付近では、まだ十数メートルの積雪があり、そこを通行するため道路部分だけ除雪した結果、道路の両脇が雪の壁（雪の大谷）となり、その中をバスが進んで行きます。
　さらにこの時期、その雪の大谷の中を歩くことができ、私の一度この体験をしたいということで、２度目のアルペンルート訪問となります。

　本来であれば、４月２３日の夜行列車で東京を出発。４月２４日にアルペンルートへ行く予定でしたが、天気予報によると現地の天候が良くないようなので、急遽１日遅れの出発としました。
　ということで、今回は往復高速バス利用という、鉄道オタクらしからぬ（？）旅となりました。

　まずは新宿駅を15:50発に出発する松本行高速バスを利用。松本駅に19:0 0に到着。松本駅前に「松屋」を発見。「いや～、何となく安心するな～」ということで、本日の夕食は「豚めし」。しかも、キャンペーン中で豚めしを食べると生野菜が無料ということでちょっと得した気分。

　その後は本日宿泊予定の健康ランド「松本温泉遊ing」へ。入館料(750円 )+タオル・館内着(320円)+深夜割増(1,570円)＝2,640円也。松本駅から歩いて約50分と少々遠いのですが、街の散策も兼ねてゆっくり歩きます。

仮眠室では、尋常でないイビキの客が。あんまり眠れませんでした・・・

　翌日、宿を出発し、再び松本駅へ。そこから大糸線信濃大町駅へ。
　信濃大町駅からはアルペンルート長野側の玄関口である扇沢までバスが出ています。

　ここから乗車したのは私ひとりだけ。
あれっ？　と不思議に思いましたが、途中の大町温泉から十数人の客が乗り込んできました。

　まあ、アルペンルートに行く場合、普通の人は松本なんかに泊まらず、大町温泉に泊まるよなぁ・・・と妙に納得。

　約40分で扇沢へ到着。ここでアルペンルートの乗車券を購入

　待合室で黒部ダム行のトロリーバスを待っていると、次から次へと団体客御一行が到着。

　全体の95％は団体客。前回にアルペンルートに来たときはここまで団体客が多かった記憶はないのですが・・・。

　もう少し、扇沢駅構内を見て回ると、これから先の気象状況の看板を発見。
・・・室堂「マイナス10℃」!?事前にインターネット等で黒部ダム、室堂の気温をチェックしておいたのですが、これほど低温だったときはなかったぞ。

　一応、ジャンパー・手袋等は持ってきたが、これだけで大丈夫かなぁ？　一抹の不安を残し、黒部ダムへ出発しました。