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第83回土浦全国花火競技大会

平成26年10月4日(土)


スターマインの部
 先ほど、私が腰を下ろした場所が失敗だったと書いたのですが、下の写真をご覧いただければお分かりでしょう。スターマインが打ち上がる方向に家があり、低く上がる花火が見えなくなるだろうことは予想していましたが、実際にスターマインが打ち上がると、見事に手前の電柱にかかってしまったのです。今から移動するのも手ですが、新たな住処を見つける間に、いくつの競技花火が打ち上がってしまうだろう。暗いなか、三脚やら荷物を持って移動するのも結構大変。周辺にはカメラを構えた人もチラホラいる。私がウロウロすることで彼らの邪魔にもなりかねない。結局、重い腰が上がらず、そのまま観覧を続けたのでした。

 土浦のスターマインは、ひときわ明るい花火が多い。いつも花火は、ND2のフィルターをかませて撮影しており、今回も同じようにしたのですが、それでも白飛びしてしまうことが多かった。土浦用にもう1段絞れるNDフィルタが必要かも?と感じました。

 今年のスターマインの部で震えたのは、No.58の野村花火工業、No.59の齊木煙火本店、No.60の和火屋のところ。野村花火工業は、もはや野村のお家芸となった時間差で点滅する花火が、ほぼ打上げの全時間にわたって繰り広げられました。次々と目まぐるしく時間差で瞬く花火は、眼の瞬きを許さない。息継ぎも忘れてしまいそうになるくらい食い入るように見てしまいました。

 続く、No.59の齊木煙火本店は、こちらも齊木ワールド。オリジナルの虹色グラデーションの他、スマイル、ハート、柳、千輪などなど、打ち上がる花火がいずれも虹色で、野村花火工業とは全くの正反対。じっくりと余韻に浸ることができる作品。そして、No.60の和火屋は、これまたお得意の千輪の乱舞。この3作品の連続は痺れました。

No.10 ほたるの光
(有)若松煙火製造所

No.18 心に残る懐かしい風景
(有)関口煙火工場

No.27 Dance in the DISCO
(株)丸玉屋小勝煙火店

No.28 未来への架け橋〜煌めく世界〜
新潟煙火工業(株)

No.36 ペルセウス座流星群〜流星嵐〜
(有)糸井火工

No.37 ホワイトイリュージョン
(株)ファイアート神奈川

No.47 薩摩、佰年の爪痕-1914.1.12-
(株)大洋花火

No.48 土曜の夜は楽しい花火
(株)田熊火工

No.58 幻想イルミネーション
野村花火工業

No.59 にじいろ
齊木煙火本店

No.60 愛の花束
(株)和火屋

No.69 〜やさしい光に包まれて〜
(株)マルゴー

No.70 Love and peace
(株)芳賀火工

No.71 You & Me
(株)元祖玉屋

No.80 心の花
高田花火工業

No.81 応援歌
アルプス煙火工業(株)

No.82 笑顔の先へ繋ぐ想い
(有)菊屋小幡花火店

No.91 桃源郷へ
(株)山内煙火店

No.92 さくら〜愛しき人へ〜
山ア煙火製造所

No.93 Illusions
(株)紅屋青木煙火店

大会提供花火

大会提供ワイドスターマイン「土浦花火づくし」

大会提供ワイドスターマイン「土浦花火づくし」

大会提供ワイドスターマイン「土浦花火づくし」

大会提供ワイドスターマイン「土浦花火づくし」

大会提供ワイドスターマイン「土浦花火づくし」

大会提供ワイドスターマイン「土浦花火づくし」

大会提供ワイドスターマイン「土浦花火づくし」

大会提供ワイドスターマイン「土浦花火づくし」

大会提供エンディング花火7号玉83発

大会提供エンディング花火7号玉83発

大会提供エンディング花火7号玉83発

大会提供エンディング花火7号玉83発
 当初のスケジュールでは20:30に打上げが終了する予定でしたが、マルゴーの10号玉が地上付近で誤爆してしまうというトラブルがあり、安全確認のため一時中断。その影響でラストの大会提供エンディング花火「7号玉83発」の打上げが終わったのは20:55頃でした。手早く機材を片付け、土浦駅に直行。高架道路が走る土浦学園線道路は途中まで車道のうち1車線が歩行者専用となっているので、それほど混雑なく歩くことができる。歩行者専用道路がなくなると歩道上はノロノロ歩きになるので、人通りの少ない裏道に入る。いつものように土浦駅西口ロータリーの手前で歩道橋に上がる。駅舎前で約5分ほど規制がありましたが、すぐに駅構内へ。改札に至る通路も混雑はしていましたが、思いのほかスムーズに入場でき、ホームに降りると列車が停車していて、出発直前の21:34発の我孫子駅行き臨時列車に乗ることができました。

 観覧場所は別として、天気・風の流れも申し分ない条件だった今年の土浦全国花火大会。翌日は台風接近の影響で朝から雨が降っていた。もし大会が一日遅ければ、昨年の二の舞いになるところでした。

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