第85回土浦全国花火競技大会

スターマインの部
【優勝】夜空のウェディング野村花火工業(株)	【準優勝】日本に絶えざる光を (株)紅屋青木煙火店
【特等】星空に願いを込めて (有)菊屋小幡花火店	【1等】Smile for Japan (株)芳賀火工
【2等】I miss you… (株)山﨑煙火製造所	【2等】望郷 (株)マルゴー
【2等】虹の架かる青空に希望の白いガーベラ (有)伊那火工堀内煙火店	【3等】花のもとにて (株)丸玉屋小勝煙火店
【3等】希望という名の光 (株)齊木煙火本店	【3等】悲しみの向こう側～優しさと彩に包まれて～須永花火(株)
【3等】希望の花 (株)田熊火工	【3等】つながれニッポン！！虹色の架け橋！！ (株)和火屋
今や土浦全国花火競技大会はスターマイン日本一を決める大会といってもよいでしょう。競技花火として双璧をなす大曲の花火ですが、大曲のスターマイン(大曲では｢創造花火の部｣という名称)は、使用できる筒や時間制限等の条件が厳しいのか、土浦のスターマインと比べると総じておとなしいと以前から感じていました。それはスターマインの2番目、9番目の北日本花火興業のスターマインで確信に変わったのです。大曲で見せた「カエル帰る、きっと帰る、無事帰る」、土浦では｢筑波山麓カエル合唱団｣と、ともにカエルの型物花火を織り交ぜた花火。しかし構成が全く異なり、土浦のそれは大曲とは比べ物にならないほどの派手な展開でした。花火の物量だけが審査の基準になるわけではありませんが、スターマインの部に参加する多くの花火師が本気になるのが、土浦ではないかと思うのです。　上位は甲乙つけがたいなか、私が好きなのは和火屋の｢つながれニッポン！！虹色の架け橋！！｣。これでもか！というほどの千輪乱れ打ち！　単純に千輪好きな私でした。

大会提供花火　ワイドスターマイン｢土浦花火づくし｣
今回、桟敷席後ろの田園地帯で観覧して、これまでとは一番異なって見えたのが大会提供花火、ワイドスターマイン｢土浦花火づくし｣です。これまでの河川敷の観覧では、どうしてもワイドスターマインを斜めから見ることになってしまい、ワイド感が十分伝わらないのですが、今回は正面も正面、ド正面！　ここで観覧を一度してしまうと、もう他の場所では物足りなくなってしまうことでしょう。来年以降も早起きして田園地帯を目指すことになるんでしょう。

第80回記念　大会提供エンディング花火　7号玉80発
今回は第80回の記念大会ということで、｢土浦花火づくし」の他にもうひとつ大会提供花火があり、プログラムの一番最後に7号玉が80発打ち上げられました。

　花火の打上げは20:40に終了。土浦駅までの道はそれほどの混雑はなくスムースに歩くことができ、土浦駅前には約45分で到着。駅前の地上から改札がある2階部に昇る階段は例年混雑するため、駅から離れた場所で早めに高架橋に上ることが早く駅構内に入るポイントなのですが、今年は駅前の階段も規制は行われていない様子。駅ホームへも入場規制は行われていませんでした。例年に比べて来場者も少なかったのか？　それとも私が土浦駅に到着した時間帯がたまたま空いていただけなのかわかりませんが、21:34発の安孫子行きに乗車。しかも座れてしまい、帰宅することができました。