東武東上線ファミリーイベント2014

前回訪れたしたのは平成24年ですので、2年ぶりの「東上線森林公園ファミリーイベント」。今年(平成26年)は東武東上線開業100周年を迎えたことを記念し、東上線を支えてきた8000系の歴代カラーの3種類の車両が勢揃いするというのが今回の注目イベントです。イベントに先立ち、この日はリバイバル塗装された2種類の車両が連結して、｢8111号編成＋81111号編成特別編成列車」が志木駅→池袋駅→森林公園駅を走行するとのこと。特に、ロイヤルベージュとインターナショナルオレンジのツートンカラーの8111編成は、東上線の保安システムが現行のATSからATCに変更されることに伴い、東上線での走行は今回限りになる予定というということで、特別編成列車の撮影とともに、イベント会場の森林公園検修区に行ってきました。
森林公園駅
イベント会場の最寄り駅である森林公園駅に到着したのは9:40。駅構内には｢歓迎東上線森林公園ファミリーイベント2014｣の装飾がされていたほか、案内表示板にも今日のイベントを告知が流れていました。　イベント開始時刻は10時から。駅を降りると駅前から入場待ちの行列が築かれていたのには驚いた。しかし、この行列。会場へ続く道の途中にある信号待ちで出来ていたようで、ノロノロながら行列は進み、イベント会場に到着したのは9:55でした。　開始時刻前でもイベント会場内は開放されていて、会場内で10時を迎える。10時を過ぎて行列が動き出し、まずは車両撮影会場へ。メインの車両撮影会場には5編成の8000系がズラリ。その中に、｢特別編成車両」として森林公園駅に到着後、連結を解放された、ツートンカラー塗装車両8111編成とセイジクリーム塗装車両81111編成も並んで展示されていました。　車両撮影会場は10時～11時と、13時～14時30分までが車両から離れての全景撮影、11時～13時が車両に近づいての撮影に割り当てられていました。特に8000系5編成が一斉に撮影できる8111編成の前部分は、押しあいへし合いの激しい混雑でした。
写真左から8505編成、81111編成、8111編成、8175編成、81100編成
8505編成(左)は2両編成の8000系 81111編成はセイジクリーム塗装車両(4両編成)
リバイバル塗装車両の2編成セイジクリーム塗装車両の81111編成(左) ツートンカラー塗装車両の8111編成
8175編成(左)は8両編成の8000系 81100編成は4両編成の8000系
8000系が展示されていた左側には、TJライナーの50090系51096編成と50070系51075編成が展示。車両の前ではこども制服体験が行われていた他に、51096編成は休憩車両やトークショー車両にもなっていました。　また8000系の展示場所の右側にも多くの東上線車両が留置されていました。
写真左側から500090系51096編成、50070系51075編成
8000系展示場所の右側に広がる留置線に停車していた車両たち
写真左側から30000系13614編成、50070系51074編成、30000系31607編成
写真左側から9000系9102編成、10000系11005編成、30000系31605編成、 50090系51094編成、9000系9101編成
会場では保守車両の展示・実演も。なかなか他の車両基地イベントではあまり見られないレール運搬車実演や電気検測車の運転等が行われました。　レール運搬車実演は10:30と13:00に実施。レール運搬車の後方にモーターカーを連結させ、線路上を移動。その後、レール運搬車のクレーンで線路を吊るし、レールの上げ下ろし実演が行われました。　一方、電気検測車の運転は11:00と13:30に実施。電気検測車が道路までダイヤで移動して、線路と交差するように停車。車両の底にあるジャッキを出して、計測車を浮かせ、線路と平行になるように人力で回転。電気計測車には小さな車輪があり、線路上はこの車輪を出して移動するという一連の作業が実演されました。
レール運搬車実演
レール運搬車を現場まで運ぶモーターカー
線路をレール運搬車のクレーンに取り付けて上げ下ろしの実演
1．電気検測車が道路上を移動	2．線路と交差するようにして停車
3．車両下部のジャッキを出して車体を浮かせる	4．車両を人力で回転
5．線路と平行になるようにして	6．小さな車輪を下ろして線路に合わせる
7．線路上を移動して現場に向かう電気計測車
列車に乗り、車両基地内にある洗浄装置を通過していくという「洗浄ライナー車両洗浄線体験乗車」は、10:30、11:10、12:45、13:25の計4回実施。東上線森林公園ファミリーイベント2014のヘッドマークが貼りつけられた50090系51095編成が車両洗浄線をゆっくりと走りぬけて行きました。



○ブログ「列車とともに・こぼれ話」では、こちらで書ききれなかった話題をご紹介しています。ぜひこちらもご覧ください。１．「8111号編成＋81111号編成特別編成列車｣運転２．ヘッドマーク特集３．レア幕特集４．ツートンカラー塗装車両第2弾は「8000系81107編成」５．来場記念品「8000系81111編成セイジクリーム塗装車両リフレクター」