第52回館山湾花火大会

関東でも水中花火を見物できるという花火大会があるという。それが千葉県館山市で開催される館山湾花火大会。開催日は例年8月8日固定ということで、今年は土曜日開催となりました。打上げ時間は19:30～20:45、打上げ総数は約10,000発、最大8号玉を使用した水中花火。公式サイトから入手できるのはこれだけ。観覧記を探してみますが、なかなか見つからない。情報が少ない花火大会でした。　元々、この日は静岡県の某花火大会の観覧を予定していましたが、会場周辺は夕方から夜にかけて小雨予報。片道4時間以上かけて雨じゃ、目も当てられない。8月第2土曜日とあって自宅周辺でも花火大会がいくらでもありますが、館山湾の水中花火がどんなものか見てみたい。打上げ場所もJR内房線館山駅から徒歩約5分。時刻表を確認するとギリギリで日帰りできる。また、今年を逃すと数年は平日開催となり、観覧が難しくなる。考えたあげく、今回、館山湾花火大会初観覧となりました。 ※ここからは「リゾートあわトレイン」に乗車したお話しですが、直接、館山湾花火大会観覧記をご覧になる場合はこちらをクリックしてください。
自宅は昼前に出発。会場の最寄り駅は館山駅ですが、私が訪れたのは安房鴨川駅でした。安房鴨川駅に立ち寄った理由は「リゾートあわトレイン」に乗るため。「リゾートあわトレイン」はJR内房線の君津駅～安房鴨川駅間を結ぶ臨時快速列車。担当車両は「ニューなのはな」。用途によって車内がお座敷にもボックス席にもできるという珍しい車両です。「リゾートあわトレイン」は6両中、4両が座席の片側がボックスシート、もう片方がお座敷という珍しい座席配置で運転。ボックスシートが指定席となっていて、お座敷は指定席購入者が利用できるフリースペース的な位置づけとなっています。その「ニューなのはな」、JRからは公式発表はありませんが、君津市の広報紙で『旅を盛り上げてくれたお座敷電車「ニューなのはな」は今年で引退です』という記述があり、早晩、引退が予想される車両。　また、当初予定していた静岡の花火大会の終了後、ムーンライトながらで帰るため指定席を購入していたのですが、これも使用することはなくなっている。払戻しをしても手数料がかかるし、せっかくなので「リゾートあわトレイン」の指定券に変更して乗車することにしました。
安房鴨川駅に入線する「リゾートあわトレイン」
リゾートあわトレインの指定席車内	リゾートあわトレイン乗車記念証
山生橋からの眺め
リゾートあわトレインが安房鴨川駅を出発すると、ほどなく検札が行われ、乗車記念証を配布。検札印はリゾートあわトレインオリジナルのものでした。太海駅～江見駅間では、鉄道橋としては国内初の鉄筋コンクリート製の橋という「山生（やもめ）橋」からの太平洋の眺めを楽しめるように速度を落として運転されました。
千倉駅での特産品販売	ドラゴンフルーツジェラート
千倉駅での停車時間を利用してホーム上でドラゴンフルーツを使用した特産品であるドラゴンフルーツシャーベットとドラゴンフルーツジェラート等が売られていました。私が購入したのはドラゴンフルーツジェラート。ふたを開けると鮮やかな赤紫色のアイスに、ドラゴンフルーツの種が散りばめられていました。味の方は…、そもそもドラゴンフルーツを食べたことがないのでわかりませんが、少し酸味があるものの、普通のミルクアイスを食べているように感じてしまったのは、私が味オンチだったからなのかな？