　今回は７月１７～１９日の三連休を利用し、東北の温泉を訪ねる旅。旅のお供は以前、川原湯温泉にも一緒に行った同じ郵便局に勤めるＹ氏。

　彼も電車好き、さらにものすごい温泉好きで、旅行程もほとんど彼任せにしていたら、今回の旅は１日目に３か所、２日目に３か所の温泉を巡るという旅。おいおい、温泉に入って逆に疲れそうな旅になりそうだなあ・・・。

ちなみに今回の旅行程は次のとおり。
7/16　夜行列車「ムーンライトえちご」で出発
7/17　朝に新潟到着後、羽越本線を北上、余目温泉へ　　　その後、陸羽西線で最上峡の舟下りを体験し、舟下り降場近くの草薙温泉へ。
　　　さらに、陸羽西線、奥羽本線と乗り継ぎ、秋田県の秋の宮温泉で宿泊。
7/18　北上線沿線にある相野々温泉、錦秋湖温泉を巡り、花巻台温泉で宿泊。
7/19　中尊寺を見学し、東京へ。

　今日は仕事も早々に切り上げ、いったん帰宅し旅行の準備に。
　今回の使用するきっぷは「北海道＆東日本パス」というもの。「北海道＆東日本パス」は青春１８きっぷと同じように各駅列車しか乗車できません。また、青春１８きっぷと違う点は、「有効範囲がＪＲ北海道とＪＲ東日本管内であること」「青春１８きっぷは有効期間内の任意の５日間に使用できるが、北海道＆東日本パスは有効期間内の連続した５日間であること」「青春１８きっぷは同一行動であれば１枚のきっぷを複数人数で使用できるが、北海道＆東日本パスは使用できない」「北海道＆東日本パスは北海道を走る急行はなます号の自由席であれば差額料金なしで利用できるが、青春１８きっぷは利用できない」など。

　いよいよ出発の準備をしていると、Ｙ氏から電話。
なんと、ムーンライトえちごが運休とのこと。

　折りしも新潟県内で集中豪雨が発生し、至る所で鉄道が運休していたころ。ただし、今回の旅のルート違うところでしたので、安心していたのですが・・・。
　ひとまず翌日早朝に出発し、東北本線の各駅列車を乗り継いで行くことに。

　今回も(？)波乱のスタートとなりました。

　朝5:47分に上野駅を出発。大宮駅でＹ氏と合流。
急遽の予定変更で、最上峡舟下りと余目温泉、草薙温泉は中止。ひとまず、今日の宿を目指します。

　舟下りは事前に予約をしていたため取消の連絡をしてみると、舟下り会社の受付の方が舟下りにアクセスするための駅を運行している陸羽西線も大雨で運休とのこと。
　不安になりｉモードで現在のＪＲの運行情報を確認しているみると・・・。

！！！　宿へ続く奥羽本線の一部も運休！？
　これからのルートおよび宿泊場所も再検討の必要がありそうです・・・。

　小牛田から新庄へ向かう陸羽東線で移動する車中、最悪の事件が発生しました。現在乗っている列車が途中駅で運転中止にするとのこと。
　その事実を聞いたとき、列車はちょうど鳴子温泉を通過するところ。とりあえず途中下車です。

　下車したのは「鳴子御殿湯」という駅。ここは東鳴子温泉郷の真ん中にある駅。鳴子温泉とは異なり、ひなびた雰囲気の温泉街です。

　駅でもらったパンフレットを見ながら本日の宿を物色。なんとか「勘七湯」という宿にお世話になることが出来ました。

勘七湯　２種類の自家源泉を持ち、小浴場は源泉100％で少し熱めのお風呂。
大浴場は若干加水しているそうですが、お湯はぬるめで長時間入っていられます

　今日は秋田県の相野々、錦秋湖温泉を巡る予定でしたが、それらの温泉に行くための列車は前日に続き大雨のため運休。ということで、前日乗ってきた路線を戻り、東北線経由で花巻温泉へ行くことにしました。
　途中には中尊寺や厳美渓という観光地があるので、立ち寄りたいと思います。

　まずは、一ノ関まで列車で行き、そこからバスで厳美渓へ。旅行雑誌によると渓谷美と「空飛ぶだんご」が有名らしい。
　空飛ぶだんごとは、渓谷の両側にはロープが掛けられていて、そのロープに「かご」が吊されています。そのかごにお金を入れると、対岸にあるお団子屋さんがそれを引っ張りあげ、お団子を入れてロープウェイのようにお客さんのところへ運ぶのです。

　「カッコウだんご」というこの空飛ぶだんご。よくよく考えてみるとくだらないのですが、だんごを買う客で長蛇の列でした。
　私達は対岸のお団子屋さんの店内で「あん、しょうゆ、ごまだんご」３本セットを注文。ごまのだんごというのは珍しいですが、一番これがうまかった。