成田山開基1080年祭記念 NARITA花火大会in印旛沼

平成３０年１０月１３日(土)

　昨年は確か「北区花火会」と同日開催で見送った「NARITA花火大会in印旛沼」。今年は「こうのす花火大会」と重なりました。鴻巣は四尺玉と鳳凰乱舞が見どころですが、それ以外はどうもパッとしないという印象。昨年はプログラム構成を変えたようで少し気になりますが、結局今年も成田に来てしまいました。観覧場所は一昨年と同じ、「ベストゴルフ成田」近くの道路上。有料エリアの後方に位置しながら、花火大会開始の30分前でも余裕で場所取りできるところです。（詳しい場所は一昨年の観覧記をご覧ください）

　最寄り駅である成田駅に到着したのは16:40頃。観覧場所は駅から約4㎞離れていてバスも運行されています。バス乗り場はJR成田駅西口から歩いて約5分の運動公園バス停付近なのですが、すでにかなりの行列となっていたため、徒歩で現地まで向かうことにしました。

　現地に到着したのは17:40頃。打上げ時間を約1時間前の時点で、先着している方は1人のみでした。一昨年観覧した記憶では花火の打上げ場所を向かって左側は木々が生い茂っているので、道路の右側、つまりベストゴルフ成田に近づくほど、花火全体が見えたはずだったので、予定していた場所に三脚を下ろしました。

　打上げ開始は一昨年より30分早まり18:30だったのですが、時間になっても打上げが始まらない。会場のアナウンスも漏れ聞こえてくるのですが、アナウンスの内容までは十分に聞き取ることができませんでした。打上げが遅れている理由をツイッター等で調べようと思いましたが、通信が混雑しているようでネットにも接続できない。後で分かったのですが、航空機内で休業人が発生したため成田空港に緊急着陸することになり、打上げ会場近くの上空を通過するので、打上げを30分延期したということらしい。空港が近くにあるがゆえの珍しい打上げ時刻延期の理由でした。

　19:00に打上げ開始。オープニングは10号玉の2か所対打ちから始まったのですが、打ち上がる曲導を見て愕然。自分の想像よりもはるかに右側に打ち上がったのです。そのため、右側の10号の開花位置が電柱と電線にかかってしまいました。一昨年はたしか最大7号玉だったと思いますが、今回は10号（尺玉）が打ち上げられることになり、保安距離の関係で打上げ場所が変更されたのか？　それとも単なる私の記憶違いだったのか？　他に観覧場所がなかったのであれば諦めもつきますが、私が到着した時点では花火が電柱にかからない場所も空いていたわけで、明らかな場所取りのミス。すでに周辺は観覧客が場所取りされていましたので、移動することもできず。また、私がいる場所は打上げ正面ではなく、右斜めから見るような位置関係。もっと左側に場所取りすれば、真正面から見ることもできたんだなと思うと、がっかり感がマックス。次回、観覧するにあたっての反省材料として、忘れないようにしておきたい。

第1章　NARITA2018　OPENING PERFORMANCE
花火ファンタジア【Ladies & Gentlemen It's Our SHOW TIME】
　第1章「NARITA2018 OPENING PERFORMANCE」が終わると再び航空機の通過関連で小休止。19:20過ぎに再開した後は、プログラムは順調に進行していきます。プログラムは全部で10章から構成。第2章(NARITA Message HANABI）と第3章（ハナビメモリー）、そして第5章は成田花火大会の定番である「花火 de BIGNO!」は単発打ち。第7章は、いつも新機軸を盛り込む成田花火大会。今回は「花火と音の実験室」と題し、例えば柳の型物をビールのコップに注ぐ動作にイメージして、柳の開花音に被せるようにドクドクドクと注ぐ音を会場に流すといった、『もしも、花火の音を想像だにしないものにしたら、どんな物語を紡ぎだすのだろう？花火と音の実験室。耳を澄ませてご堪能ください』（プログラムより抜粋）ということで、撮影はせず。4セットあるワイドスターマイン「花火ファンタジア」と、日本煙火芸術協会会員の芸術玉を中心に撮影しました。

第4章　HANABI BATTLWE!! 2018
花火ファンタジア【伝説の花火師「萬屋玉五郎」に、女花火師「空野花子」が挑む！】

第4章　HANABI BATTLWE!! 2018
花火ファンタジア【伝説の花火師「萬屋玉五郎」に、女花火師「空野花子」が挑む！】

第6章　成田山開基1080年祭記念花火～花火歌舞伎～
花火ファンタジア【花に消えゆく旅の椰子】

第6章　成田山開基1080年祭記念花火～花火歌舞伎～
花火ファンタジア【花に消えゆく旅の椰子】

第8章　花火ファンタジア【Playback 20０8～思い出の花火～】

第8章　花火ファンタジア【Playback 20０8～思い出の花火～】
　カメラは横位置。超広角レンズを取り付け、35ミリ換算で20ミリ相当でセット。ラストの「NARITA黄金伝説」以外は、ズームリングはほとんど操作せず撮影を続けました。例年、日本煙火芸術協会会員の芸術玉が対打ちされ、一昨年は7号玉でしたが、今年はなんと10号玉にパワーアップ。先週の土浦では途中中止のため、ほとんど見ることができなかった上位入賞の常連組の10号玉が、しかも対打ちで打ち上げられるという贅沢なものでした。

第9章　花火は芸術である
昇曲導 八重芯散華（新潟県/阿部正明）

第9章　花火は芸術である
昇小花 夜空のコサージュ(東京都/細谷圭二)

第9章　花火は芸術である
昇曲付 芯入変化菊(山梨県/山内宏)

第9章　花火は芸術である
昇小花 銀彩の花(福島県/菅野忠夫)

第9章　花火は芸術である
昇曲付　聖礼花(山梨県/齊木慶彦)

第9章　花火は芸術である
昇朴付 光の波紋(野村陽一/茨城県)

第9章　花火は芸術である
昇小花 三重芯変化菊(小松忠二/秋田県)
　花火ファンタジアはエンターテイメント系花火では定評のある丸玉屋が手掛けているため、どれも見応えあるもの。地上40mの花火タワーも今年は3基セットされるなど、どんどんパワーアップしています。風向きもほぼ順風で、風の強さもほどほど。花火タワーは煙に悩まされ、なかなかうまく撮影することができないのですが、今回はこれまでになく鮮明に撮影できるなど、久々に花火観覧には好条件が重なり満足がいく結果となりました。これで場所取りの失敗がなければ、会心の観覧だったのですがね。

第10章　花火ファンタジア【NARITA黄金伝説】

第10章　花火ファンタジア【NARITA黄金伝説】

第10章　花火ファンタジア【NARITA黄金伝説】

第10章　花火ファンタジア【NARITA黄金伝説】

第10章　花火ファンタジア【NARITA黄金伝説】

第10章　花火ファンタジア【NARITA黄金伝説】

第10章　花火ファンタジア【NARITA黄金伝説】

第10章　花火ファンタジア【NARITA黄金伝説】

第10章　花火ファンタジア【NARITA黄金伝説】

第10章　花火ファンタジア【NARITA黄金伝説】
　打止めは20:23頃。ボンベルタ付近から成田駅行きの臨時バスが長蛇の列だったので、帰りも成田駅まで歩く。駅にたどり着いたのは21:15頃でした。