　青春１８きっぷを使用した初めての旅は、東海道線で遥か西を目指す旅です。

　ところで青春１８きっぷはどのようなものかというと、日本全国の各駅列車が５日分乗り放題。１人で５日分利用してもよいし、同一行動であれば複数人数でも利用できます(たとえば、５人で１日乗り放題等も可能)。ただし、新幹線・特急列車は利用できませんし、あらかじめ発売期間、有効期間が定められています。

利用できる期間は、主に学校が夏休み、冬休み、春休みの期間。
青春１８きっぷという名前から年齢制限があるかと思うでしょうが、年齢制限は一切なし。私のような３０歳間際のオジサンも使用できるんです。

　出発日前は、台風が接近中との情報がありましたが、日本には影響ないとのこと。しかし、雨男の私としては一抹の不安を残しつつの出発です。

　まず東京から大垣まで。夜行列車を利用。本当はムーンライトながらという全車指定席の夜行快速に乗りたかったのですが、特に青春１８きっぷの有効期間の間はなかなか指定席がとれない列車。私も残念ながらとれませんでした。
　このようにムーンライトながらの指定席がとれない人を救済するため、臨時の大垣夜行列車が運転される日があります。この列車は全車自由席。始発駅は品川駅なのですが、出発の２時間くらい前にいって行列に並んでいないと、６時間以上通路に立っていなければならなくなります。
　出発の２時間前に品川駅に到着したときにはすでに長蛇の列。なんとか座席は確保できそうですが、
お盆の時期はもっと早くから並ばないと行けないようです。

　網干総合車両所は姫路市にあるＪＲ西日本の中で最も最新設備を整えた車両の検査・修繕を行っている施設です。
　例年、夏休みに一般公開が行われていますが、私は関東に住んでいるのでなかなか訪れる機会がありませんでしたが、偶然私の旅のスケジュールと合いましたので、若干遠回りですが見学に向かいました。

　網干駅前には網干総合車両所までの無料送迎バスが待っていました。
バスに乗って約１０分。網干総合車両所へ到着です。
　構内では車両の展示や蒸気機関車と旧型客車の試乗会等など盛りだくさん。

　関東に住んでいる私にとっては、どれもあまり見ることのできないアーバンネットワーク車両(大阪近郊区間を走るＪＲ車両)等をこの目で見ることができ、今まで訪れた鉄道まつりとはひと味違った印象でした。

　臨時大垣夜行に乗って、大垣駅へ。そこから米原駅へ行き、新快速で網干駅へ向かいました。

(2005年1月追記　現在臨時大垣夜行はムーンライトながら91号となり、全車指定席となっています)

　網干駅から京都へ戻り、山陰本線に乗り換え嵯峨嵐山駅へ向かいます。ここから嵯峨野観光鉄道のトロッコ列車に乗車することにしました。これは山陰本線の旧線路を使用し、保津川渓谷の美しい風景を満喫できるように、トロッコ列車でゆっくりと走る観光鉄道なのです。

　車内では、ガイドが(あまりよく聞こえない)観光案内をしていたり、急に歌を歌い出したり、グッズを売りに来たり、ポラロイド写真で客を撮りだしたり、撮ったポラロイド写真と(確か )テレホンカードをセットで売りにきたりで、ゆっくり風景を眺めていられませんでしたね。
　まあ、ひとつ言えることは、１人でこのような列車に乗っていてもつまらないということです(ToT)

トロッコ列車を降りて、再び京都へ。今日は京都駅前のビジネスホテルに宿泊。明日はさらに西を目指します。

さて、おまけとして本日であった鉄道をご紹介します