　昨年夏の旅に続き、青春１８キップを使って、３月２０日（水）深夜から３月２３日（土）にかけて出かけました。今回は、「福井・金沢・新潟」の日本海沿線を縦断する旅。もちろん各駅停車の旅です。

　・・・しかし、天気予報はまたもや雨。半ばあきらめ気味に出発です。

　今回の旅の出発も、昨年夏の旅に同じ「大垣臨時夜行」を利用。相変わらずの混雑です。出発の１時間前に品川駅に着いたときには長蛇の列。ひとまず席はなんとか確保できました。２３時５５分、品川を出発です。

　夜行列車に乗って東海道線をひたすら西へ。終点の岐阜県大垣駅で列車を乗り換え、米原へ。米原からいよいよ北陸本線に乗って日本海を目指します。

　最初の目的地、「東尋坊」への最寄り駅である芦原温泉駅に到着したのが、８時４８分。約９時間の旅でした（ちなみに新幹線＆特急で行けば３時間５０分で行けるのですが）。

　芦原温泉を降りてからバスで約４０分。東尋坊へ到着です。
　日本海の荒波に浸食された断崖絶壁が連なる福井県随一の観光地です。

　近くの説明書きにも書いてありましたが、世界にも３カ所しかない地質学的にも大変貴重な場所だそうです。

　海の近くということもあるせいか周辺は荒れ狂ったような風。
　しかし、今日の風はいつもとは違うすさまじい風だそうです。折りしも今日は日本全国で春一番が吹いているとか。

そして、ついに恐れていた雨が・・・。

　東尋坊は、サスペンスドラマでも有名な（？）
殺人＆自殺の名所。道ばたを歩いていると右のような看板が。

　公衆電話ボックスの外には、「救いの電話　旅先からふる里へ電話してみませんか」。絶壁の岩の近くには、「粗末にするな　親からもらったその命」という看板が。

　降ってきたも風を伴った横殴りの雨。岩の足場も滑りやすくなってきたようです。ただでさえ、一人でこんなところ訪れているのですがら、周りの人は「自殺志願者？」なんて思われているのかも。

　このままだと本当に足を滑らせて日本海に落ちてしまいそうなので早めに退散です。

東尋坊から歩いて約１５分のところにある立ち寄り温泉です。露天風呂はありませんでしたが、浴場ははガラス張りで日本海が一望。今日は悪天候で視界も悪かったのですが、晴れた日はすばらしい景色となるのでしょう。
　休憩場も日本海の景色を見ることができるようになっています。近くではパラセーリングをしている姿も。今日は風も強いから、さぞ気持ちよいことでしょう。

　福井をあとにして、再び北陸本線を今度は東へ７５分（特急なら５０分）。金沢に到着です。
　車内で金沢の天気をｉモードで確認。現在金沢では雨は降ってないとのこと。ラッキー。金沢を降りたときはまだ雨は降ってませんでした。

　しかし・・・。ものの２０分もしないうちに風を伴った激しい雨が。どうやら雨を連れてきてしまったようです。

　金沢駅から約１５分。金沢一の繁華街である香林坊へ到着。香林坊周辺には、デパートやファッションビルが建ち並んでいますが、裏道を一歩入るとそこは、武家屋敷跡が集まっています。

　武家屋敷界隈は、道路はアスファルトではなく、石畳風。
　どの家も立派な門構えです。

　右の写真をご覧ください。
武家屋敷界隈にある家。ちょっと場違いな感じですが、入り口付近だけは、昔ながらの趣。

　でも、この周辺の家は建て替えしずらそうですね。