　平成17年花火巡りを最後に飾るのが、熱海海上花火大会です。
　熱海海上花火大会は、例年４月から12月まで毎月開催されている花火大会。だいたい毎月１回ずつの開催ですが、7・8・12月は複数回開催されています。今日の花火大会も今年最後、「年忘れ花火大会」と銘打たれています。

　今回は「踊り子箱根フリーきっぷ」を購入、4,600円です。各駅列車で東京～熱海を往復するだけでも、3,780円しますが、このキップは往復に踊り子の指定席を利用でき、箱根地域を運行する伊豆箱根バスにも乗り放題できるお得なキップなのです。

　今回はせっかくなので往復は「特急スーパービュー踊り子(略して【SV踊り子】)」を利用し、ちょっと贅沢気分を味わいました。

　東京を出て約80分で熱海に到着。一駅戻って湯河原駅で下車。花火は夜。それまでは日帰り温泉で時間を潰します。
　訪れたのは「オーシャンビューおおきしま」という日帰り温泉。湯河原駅からは無料送迎バスが30分に１本出ているので利用するとよいでしょう。通常料金は1,050円ですが、「踊り子箱根フリーきっぷ」を提示すると840円になります。この値段でタオル付きは安いのでは？

　館内の印象は、やけにロッカー数が多いこと。やけに無駄なスペースが多いこと。僕が行ったときはガラガラでしたが、これだけのロッカーが埋まることがあるのかな？
　でも、太平洋に面した場所にあるので、お風呂から見る風景は抜群！　昼寝できるスペースもあるので、ゆっくり過ごすことができました。

　熱海海上花火は初めての訪問。どこで打ち上げられるのかもわからず、人が歩いていく方向について行き、ひとまず腰を下ろします。
　花火開始まで約40分。今年は連日寒い日が続き、今日はされに風も強く、寒い寒い。使い捨てカイロもあまり暖かく感じません。

　待ちに待った午後８時20分。花火打上開始………ゲッ、花火が自分の真上に上がり始めました。本当ならこれ以上ない場所だったのかもしれませんが、写真を撮ろうと思っている私としては近づきすぎですっ。仕方なく場所を移動。若干離れた位置から花火を鑑賞しました。

　花火打上中も強風は続きます。目で見ているときは気にならないのですが、カメラに納めてみると花火が風に流されていて、「まるく」花火が開いた写真がほとんど撮れませんでした。

　上の写真２枚は、熱海海上花火大会の最後を飾る全長1kmの「大空中ナイアガラ」。全く全体をカメラに納めることはできないほど、壮大でした。

　花火終了後はいったん小田原駅へ行き、駅前にあるマンガ喫茶に宿泊。せっかくスーパービュー踊り子号に乗ってリッチな旅行スタートをしたのに、えらいチープな旅行に成り下がってしまった…