渡良瀬バルーンレース2023バルーンイリュージョン＆第1回渡良瀬遊水地花火大会

この日は日帰り圏内でそこそこの規模の花火大会が2つ。渡良瀬遊水地花火大会と牛久沼花火大会がある。いずれも情報が少なく、なかなか観覧候補が絞れずにいました。特に渡良瀬は同じ場所（藤岡渡良瀬運動公園）で同じ時間（18:00）に栃木氏・渡良瀬バルーンレースの「バルーンイリュージョン／打上花火」というイベントがあり、果たして渡良瀬遊水地花火大会とバルーンイリュージョン／打上花火が同じイベントなのか、違うのか。なかなか情報がつかめませんでした。　イベントの2日前、渡良瀬遊水地花火大会の公式webサイトが更新。花火は18:00からではなく、19:00から20:45頃までであること。打上総数は10,000発であること。打上げ場所は同じ渡良瀬運動公園内ではあるが、バルーンイリュージョン／打上花火とは異なるなど、イベントの内容が見えてきました。
渡良瀬バルーンレースの会場全体図
渡良瀬遊水地花火大会　会場内MAP
最後までどちらに行こうか迷いましたが、牛久沼は動画で見たことがあるし、今回は初モノを…と渡良瀬を選択したわけですが、わからないところもいくつかある。渡良瀬バルーンレースの会場案内図では「2日（土）のみ花火大会メイン会場」と記載されている場所が、渡良瀬遊水地花火大会の「会場内MAP」には「ステージ・大会本部・警備本部」などと記載されている。これを見て私は、渡良瀬バルーンレースのバルーンイリュージョン／打上花火を、渡良瀬バルーンレースの会場案内図にある「花火大会メイン会場」で実施し、その後方（会場案内図でいう上側）の「ターゲットポイント」と記載されているあたりから、バルーンイリュージョンと渡良瀬遊水地花火大会の花火が打ち上がるものと考えました。　しかし、それだと渡良瀬遊水地花火大会の会場内MAPにある「ステージ」やオレンジ色の協賛観覧席の間近に熱気球を係留させることになるが、果たしてそんなことが可能なのか？　熱気球が花火の保安距離内に係留することになりそうだが、そんなことができるのか？　いろいろ疑問が残るままイベント当日を迎えます。
15時頃の藤岡渡良瀬運動公園午後のレースは風の影響で中止となっていましたがバルーンレースメイン会場では熱気球がバルーンを広げ係留されていました
渡良瀬遊水地花火大会メイン会場付近の河川敷から
メイン会場を望遠で撮影
最寄り駅の東武日光線藤岡駅に15時前に到着。歩いて約10分で現地に到着。この日は風の影響で午後のレースは中止になったようで、私が到着した時点では「渡良瀬バルーンレースメイン会場にいくつかの熱気球が係留されている状態。私は「花火大会メイン会場」正面付近の河川敷上段の道路へ。多くが場所取りされていましたが、空いているところもいくらか残っていて、適当な場所を確保。　17時を少し過ぎたところでトイレに行こうと河川敷を歩いていると、バルーンレースメイン会場でいったん片付けられていたバルーンのいくつかが膨らまされているのに気づく。もしかしてバルーンイリュージョンはバルーンレースメイン会場で行われるんですか？　そこで前回、7年前に渡良瀬バルーンレースを訪問した観覧記を読み返してみると、その時もバルーンイリュージョンはバルーンレースのメイン会場であるソフトボール場で実施されていたと記されている。せっかく観覧記を書いているんだから、ちゃんと読もうよ…。　急いで場所取りしていたところに戻って、三脚とカメラを持ち、バルーンイリュージョン会場へ移動。すでに河川敷上段と中段の平らなところはほとんど埋まっていたので、空いている法面に腰を下ろす。
渡良瀬バルーンレース2023　バルーンイリュージョン／打上花火




この日の夜は風も弱く、長時間シャッターを開けていてもバルーンがブレることがあまりなく撮影できたのが、7年前との違い。肝心の花火はホームラン多数。取り付けていたレンズは標準レンズだったのですが、こちらも前回の観覧記で18ミリ程度の画角で撮影したと記録がある。ちゃんと読め(^^;)。途中で広角レンズに交換した時には時すでに遅し。結局、ラストの花火しか広角レンズで撮影できなかった。　バルーンイリュージョンは18:30に終了。約300m離れた渡良瀬遊水地花火大会のメイン会場へ民族大移動。しかしながら渡良瀬遊水地花火大会の告知が直前となったこともあり、もうひとつの花火大会がこの後にあることを知らないのか、バルーンイリュージョン終了後に帰る人の姿も少なからずいました。
第1回渡良瀬遊水地花火大会










19:00、渡良瀬遊水地花火大会スタート。開始直後は3か所からの物量あるスターマインが繰り広げられましたが、その後は単発が淡々と続く。時おりあるスターマインも物量少なめ。広大な敷地ながら大玉もない（最大5～6号だったらしい）。アナウンスもなく、音楽はステージ付近でクリスマスソングやヒップホップ系（？）のBGMが流れていましたが、ステージ正面付近の河川敷にいても聞こえるか聞こえないかという音量なので、花火に連動したものでもない。　10,000発に惹かれてしまいましたが、打上げ時間は1時間45分。時間当たりの打上げ数は薄くなるのは仕方ないか。できれば打上げ時間を30～40分くらいにして、凝縮して打ち上げてくれればまた違った印象になったかもしれません。もしかしたら協賛者ごとに打上げするスタイルで、凝縮できない事情もあるのかしら。結局、物量があったのは最初と最後、そして中盤に1回あったくらい。今回は第1回目ということで、次回以降に期待したいと思います。　ほぼ時刻どおりに打止め。河川敷からの脱出や藤岡駅までの道も人の姿はあまりなく、順調に歩く。この時間帯の東武線上りは30分に1本。21:09発の出発が迫っていたので、小走りで藤岡駅へ向かい、ギリギリで間に合いました。

さて、ここでもう一度、渡良瀬バルーンレースの会場案内図を。中央の「2日（土）のみ花火大会メイン会場」というのは、バルーンイリュージョンの会場ではなく、渡良瀬遊水地花火大会のステージや本部がメイン会場だったのだと、後になって気づく。でも、イベント前にこの事実を理解できた人って、どれだけいたんだろ…。