東京2020イヤー記念花火

東京オリンピック開幕まで半年前となる2020年1月24日、お台場で「東京2020イヤー記念セレモニー」が開催されました。セレモニーはお台場海浜公園前の海上に設置されたオリンピックシンボルの点灯式に合わせて、「東京2020イヤー記念花火」として花火が打ち上げられるとのことで訪問。2020年初めての花火観覧となりました。　花火の打上げは18:40から5分間ではありますが、一大観光スポットであるお台場。少し早めに現地に行って場所取りしようと、到着したのは16時過ぎ。すでにオリンピックシンボルはお台場海浜公園前の洋上に、台船に載せられて設置されていました。
レインボーブリッジとオリンピックシンボル
オリンピックシンボルは台船に載せられて係留
ヒルトン東京お台場への通路には植え込みとテープのバリケード	バリケード部にはご覧のような貼り紙が
私が到着した時点でレインボーブリッジが正面に見えるウェストプロムナード先端の円状の広場は三脚や見物客で満杯。広場の右側にはまだ空きがあったのですが、その場所からだと花火は見えるものの、花火打上げ場所から左側に位置するオリンピックシンボルが広場の左側に陣取る人たちに遮られて見えない。花火だけなら「お台場レインボー花火」でいつも見られるのだから、今回は花火とオリンピックシンボルを組み合わせて撮影したいもの。なのでここは却下。　一方で「ヒルトン東京お台場」前のテラスは「東京2020イヤー記念セレモニー」の会場として使用。セレモニーは関係者向けのため、一般客は入れない。オリンピックシンボルが係留されていた台船正面の公園磯浜部は、昨年12月からのオリンピックの競技会場の準備工事でこちらも立入禁止。よって花火とオリンピックシンボルを同一フレームで収めることができる場所って結構限定されます。　ウェストプロムナードとヒルトン東京お台場を結ぶ遊歩道上の端が開いていたのを発見。しかしこの場所、前方にウェストプロムナード広場がかかっていたり、公園の木があったり、街路灯があったりで風景的には今一歩。ぜいたくを言えばキリがありませんが、現時点で最良と思える観覧場所と判断して三脚を降ろしました。それからの約1時間半はその場を離れず、じっと花火打上げ時間を待つ。
18:15　レインボーブリッジがレインボーカラーに
18:40　オリンピックシンボル点灯、そして花火打上げ
18:15になると白一色の通常ライトアップだったレインボーブリッジがレインボーカラーに変わり、ヒルトンお台場前のテラスでセレモニーがスタート。事前に公表されていたニュースリリースによると主催者や来賓のあいさつやフォトセッションが行なわれたようですが、私がいた場所からは何も見えず何も聞こえずでわからない。代わりにオリンピック反対を主張する団体のシュプレヒコールが聞こえてくるなか18:40が到来。オリンピックシンボルが点灯し、花火が打ち上がりました。


オリンピック五輪色のスターマイン
五輪の輪の型物
時間差変化


再び五色のスターマイン
金冠菊のラスト
花火打上げ場所はお台場レインボー花火と同じ。打ち上がる花火を見てもおそらく担当花火業者も同じでしょう。打上げ時間は5分と昨年のお台場レインボー花火と同じで、打上げプログラムもお台場レインボー花火と同じなら少し拍子抜けだったところですが、今回は五輪の輪とイメージする型物や同じ打上げ方法で色違いを5回繰り返すオリンピックをイメージするプログラムが盛り込まれていました。それの引換えか、ラストは金の一斉掃射のみでお台場レインボー花火とはだいぶ違っていて「東京2020イヤー記念花火」らしさが見られたのがよかった。　打上げ後もお台場の夜景や記念写真を楽しむ人々が多く、周辺から一気に人気（ひとけ）がなくなるというわけではありませんでした。私はさっさと後片付けをしてその場を離れる。自宅からだと一番交通費が安くすむ門前仲町行きのバスに乗るためバス停へ。お台場レインボー花火のときにはバスに乗り切れず、何本かやり過ごしたこともありましたが、この日は席に座れてしまいました。その後、バス停ごとに客が乗り、かなりの混雑に。多くの客がスーツ姿で今日が平日だったことを思い出しました。