都営三田線開業50周年記念　都営フェスタ2018in三田線

　都営地下鉄を運営する東京都交通局では、1年おきに都営三田線の志村車両検修場と都営浅草線の馬込車両検修場と場所を変えて、「都営フェスタ」を開催しています。今年は志村車両検修場での開催となりましたが、ちょうど都営三田線が開業して50周年にあたることから、「都営三田線50周年記念都営フェスタ2018in三田線」として実施。会場内のいたるところで「50周年記念ロゴ」を見かけました。

　イベント内容は例年とほぼ同じ。留置線3線を使用した車両撮影会では編成の片側では車両に近づいて撮影できる「親子撮影エリア」と、車両から離れて撮影できる「一般撮影エリア」に分けられていて、家族連れにも鉄道ファンにも喜ばれる体制としていました。


車両撮影会は例年、都営三田線の主力車両である6300形のほか、相互直通する東急線車両も展示されてきましたが、今年は3本とも6300形でした。6300形には製造時期によって、1次車、2次車、3次車とあり、この日はその全車種が並べられいたほか、1次車には開業50周年を祝うヘッドマークと紅白幕による装飾を施して展示。また、2次車、3次車には、この日から掲出を開始した50周年記念ヘッドマークが取り付けられた車両が展示されていました。
6300形1次車	6300形2次車
1次車に掲出されたヘッドマーク	2次車に掲出されたヘッドマーク
6300形3次車	3次車に掲出されたヘッドマーク
6300形3次車	外観上では排障器（スカート）の形状しか見分けがつきづらく、家族連れの来場者には物足りなさがあったかもしれませんが、三田線開業50周年を記念する今年のイベントとしては、相応しい展示車両のセレクトだったのではないかと思います。
	会場内では「歴史的資料展示コーナー」があり、三田線開業50年の歴史を写真や資料が展示されていました。写真のなかには三田線開業時の車両を撮影したものがあり、その際に施されていた装飾が、この日、6300形1次車で再現されていたことを知りました。　また、今年は新宿線開業40周年にもあたるそうで、新宿線関連の資料も展示されていました。

	三田線目黒駅延伸記念ヘッドマーク
	6300形デビューヘッドマーク

新宿線全線開通記念ヘッドマーク	新宿線開業時のテープカットに使用されたハサミ