戸田応援花火

年が明けてすぐの緊急事態宣言。観覧しようとしていた熱海や伊東、木更津を含めた花火大会の多くが中止・延期となってしまいました。緊急事態宣言以外の県では開催される花火大会もありましたが、自宅から遠かったり、わざわざお金と時間をかけていくには躊躇する打上規模だったり…。それ以前に緊急事態宣言地域にいる私にとっては、県の移動をまたいだ移動と、夜8時以降の不要不急の外出自粛が要請されているし…。　ネットをチェックしていると、少ないながらも花火打上げ情報を見つけることができる。それでもコロナ禍で観覧客の密集を避けるため、打上げ日時や場所は非公開というものが多い。戸田市商工会青年部が主催の「戸田応援花火」もそのひとつ。商工会のwebサイトでは打上げ日時や場所は非公開でした。しかし、図らずもそれらを知ることができたのでした。　「東京夢の島マリーナ」というwebサイトに「戸田応援花火実施に伴う水上規制のお知らせ」という記事があり、花火大会実施日時・会場が詳細な地図付きで記載されていたのです。これによると実施日時は2021年3月9日の18:45～18:55、場所は戸田競艇場近くの荒川河川敷。戸田橋花火大会の打上げ場所から東へ約1.4㎞の場所。最大4号までの打上げがあるようです。3月9日は平日ながら、元々延期していた冬休みを入れていて会社は休み。戸田市は埼玉県ですが、対岸の板橋区側から観覧すれば県をまたいだ移動にならないよね？　ということで、今年初の花火観覧に出かけることになりました。

現地到着は18時前、戸田市側の状況はよくわかりませんが、板橋区側の河川敷は花火観覧目的の人は皆無。すれ違うのは夜ランナー。暗闇の河川敷で三脚を立てて一人たたずむ私はどう映ったのやら…。まだ完全に暗くなっていなかったので、対岸の花火筒も何とか見える。後方には戸田競艇場の建物があるので、これを背景に花火が打ち上がる構図となるような場所に三脚を置いて打上げ時間を待ちました。





18:45、定刻どおり花火が打ち上がる。カメラは縦位置で35ミリ換算で35ミリ相当でセット。実際はもう少し寄れましたが、ズームすることでカメラの位置も調整するのも面倒で、結局そのまま続行。　打上げは2～3分で単発＆スターマインが1セット。1～2分の沈黙のうち次のセットが打ち上がるといった具合。意外と4号の打上げが多かったという印象です。せっかく戸田らしさを出すために戸田競艇場の建物を入れたのですが、建物自体に灯りがないので写らない。なので長時間露光すると、今度は街の灯りが反射した雲が白く浮かび上がり、なかなか折り合いが難しくて結局どっちつかずの仕上がりとなってしまった。　18:55に打止め。帰りも自転車で15㎞以上の移動。自宅に帰ったのは20:10頃、不要不急の外出自粛という名の門限時刻を少し過ぎてしまいました。