２０２２年７月６日(水)

2022年、世界的ロックバンド「ローリング・ストーンズ」の60周年を祝い、「ローリング・ストーンズ」の楽曲のみで約1時間、14,000発の花火を打ち上げる『東京SUGOI花火「THE ROLLING STONES 60th ANNIVERSARY THE GREATSET FIREWORKS～感激！偉大なる花火～」』（長い…(^^;）が東京競馬場を舞台に開催されました。 　開催日は7月6日。大規模イベントにしては珍しい平日開催。「ローリング・ストーンズ」のデビュー日に合わせたのかと思いましたが、そうではないようで、土休日は他競馬場の馬券販売があるため、平日しか使用できないというのが実情といったところでしょうか？ 　当日は仕事なので観覧は諦めていたのですが、調べてみると退勤後でも急げば、現地の最寄り駅に花火打上げ開始の1時間前くらいに到着できることが判明。それならばとチケットを購入しようと思いましたが、今度は台風の発生で、ちょうど開催日に関東を直撃する予報。結局、チケットを購入することはありませんでいた。 　台風の進路は徐々に関東から遠ざかる予報に変わり、花火大会当日の天候も雨は降らなそうなので急きょ観覧することにしました。当日はカメラや三脚を入れたリュックを背負って出勤して、退勤後は花火会場へ直行。最寄り駅の南多摩駅に到着したのは18:40頃でした。

観覧場所

今回観覧したのは駅から歩いて約5分の是政橋南側の河川敷。すでに多くの三脚が並んでいましたが、まだまだ隙間はあって難なく観覧場所を確保。コロナ前の花火大会会場周辺は黒山の人だかりでしたが、その頃と比べれば雲泥の差。平日であることを差し引いたとしても、コロナ禍の2年の間に「花火は夏の風物詩」という概念は薄らぎつつあるのかもしれません。単独の暴走バイクの騒音はやかましかったけど…。 　観覧場所から花火会場は1㎞以上離れているので、花火とシンクロするという「ローリング・ストーンズ」の楽曲も全くと言って聞こえてこない。地上付近で打ち上がるザラ星やトラもよく見えない。それらを堪能できるのはチケットを購入して会場内から観覧できた観客の特権でしょう。しかし、上空に打ち上がる花火も素晴らしい芸術玉が多数。参加花火業者は全部で7社。楽曲ごとにひとつの花火業者の持ち球を中心に打上げを構成している感じで、それぞれの花火業者の得意分野というか、打上げスタイルを垣間見えた印象。なのでバリエーション豊かな展開、音楽は聞こえなくても見応えは十分。 　オープニングは「ローリング・ストーンズ」のシンボル「ベロ・マーク」をかたどった型物花火という「ローリング・ストーンズ」ならでは。メインの花火は競馬場の中央の馬場内に設置されているほか、周回コース上にもザラ星や小型煙火が仕掛けられているようで、ターフ場を疾走する競走馬のような競馬場ならではなど、ここでしか見られない演出が多かったのも、この花火大会を楽しめた要因かな。打上時間の1時間強もあっという間でした。

「ローリング・ストーンズ」のシンボル「ベロ・マーク」の型物花火が上がる