STAR ISLAND 2024

2024年6月1日(土)


 6年ぶりのお台場開催となった「STAR ISLAND」。お台場で大規模開催となる花火大会も「東京花火大祭」以来の6年ぶりか? 基本有料興行で会場内にはカメラ席もありましたが、2万円弱と手が出ませんでしたので会場外からの観覧。お台場側は激しい混雑となりそうなので対岸の芝浦南ふ頭公園からの観覧を予定していましたが、風予報が南東向きのため完全風下になってしまうのでお台場側に変更。お台場海浜公園周辺を避けて候補地を探しましたが良さげな場所が見つからず、混雑覚悟でお台場海浜公園での観覧を決行。

 早めにお台場に行ってみて観覧場所が見つからなければ芝浦南ふ頭公園に向かおうと、お台場に到着したのは11:00少し前。さすがにこの時間では花火の場所取りをしている人の姿はほとんどなし。この時点でウエストプロムナード先端にある展望デッキには「立ち止まっての観覧は禁止」の貼紙。ヒルトン東京へ通じる通路は閉鎖。アクアシティ前の通路周辺にも「花火打上げ中は閉鎖します」との貼紙あり。ウエストプロムナードから海岸へ下りる階段先にある板張りの床の先端部には三脚が数本置かれていましたが、そこにも「ここは通路のため場所取り禁止」という貼紙が鉄柵に貼り付けられていました。

 ウエストプロムナード一帯には特に貼紙もなく、ヒルトン東京側の突端部に三脚を置く。昔であれば、そのまま三脚を置いてその場を離れることが多かったのですが、コロナ禍後は誰かに三脚を持っていかれるのではないかという不安もあり、トイレ以外は常にその場に留まることにしていました。

1番目に確保した場所

12時過ぎ、真横に鉄柵が置かれる
この場所も含め通路以外は立入禁止になるとのことで移動
 すると12時過ぎに台車に積まれた鉄柵を運んでくるスタッフがいて聞いてみると、プロムナード一帯は通路部以外閉鎖され立ち止まり禁止となるとのことで移動。新たに場所取りしたのが、ウエストプロムナードの階段を下りて潮風方面に少し歩いた公園内の芝生上。随所に木が立っているので花火打上げ方向に視界が開けている場所を探して三脚を置く。

2番目に確保した場所がこちら
 さすがに真夏ではないので吹き出るほどの汗ではないけれど、照り付ける太陽の炎天下はキツイし、場所取りしたところは斜面なので、そのままじっとしていると足が痺れてきてしまう。そこで日陰を探し求めて周辺を何度か歩く。14:30頃、何度目かの周辺散策。すると午前中には「通路のため場所取り禁止」と貼紙がされていた板張りの床の鉄柵から貼紙が消えている。午前中よりも三脚の数も増えている。その真横にはスタッフの詰所のようなものがあるものの、場所取りしている人たちを注意するそぶりもない。三脚勢のひと悶着あって運営の方が折れたのかしら? 公式か黙認かわからないけれど三脚置いても排除されないのであればと三度(みたび)場所移動。最終的な観覧場所となりました。この時点で後方には誰もいませんでしたが、時間が進むにつれて板張りの床部は徐々に人で埋まり、さらにその後方にも立ち見客が膨れ上がり通路をふさいでしまっているためか、警備員の移動を促す声も徐々に大きくなっていき、花火打上げ時間を迎えることになりました。

3番目に場所取りしたところがこちら
 私が観覧していた場所から一番近い有料区画でも400m以上離れているので、会場内のパフォーマンスや音楽等はわからず聞こえず。公式webサイトでは福岡公演のみと受け取れるような記載だったドローンショーはお台場でも実施。しかし会場内からドローンと花火がよく見えるような位置関係にしているため、私がいる場所からだとドローンはかなり斜めに見え、花火との距離も離れていて手持ちの24ミリからのズームレンズではドローンと花火の両方を同一画面で撮ることはできず。それでも無理やり両方を撮影しようとして結局はどっちつかずの中途半端な写真を大量生産することになってしまいました。

ドローンと花火は24ミリレンズでは画角に入らず…
 花火の方はお台場の大規模花火の定番、鳥の島の北西側に3台の台船を配置。公式には公開されていませんが、おそらく中央の台船が最大5号、両脇は4号だったのではないかと思う。風向きにも恵まれて煙の滞留もなく、どこを切り取ってもそれなりの写真が撮れて個人的には満足いく観覧でした。

フィナーレでもドローンが登場

打止め後はドローンでスポンサーが表示されるなか1社ごとに1発~数発の花火が打ち上がる
 打止めは19:53頃。後方から繰り返し聞こえてきた警備員の「通路に立っての観覧はできない。移動を」という声に、果たして公園内からの脱出にどれだけの時間がかかるか不安ではありましたが、それとは裏腹に全くの渋滞なくウエストプロムナードへ向かう階段を上ることができ、プロムナードの通路も普通に歩ける。最寄りの台場駅はそれほど混雑した様子もありませんでしたが、私はそのまま歩き続け、ガンダムベース東京の前に立つガンダムを撮影しつつ青海駅へ。駅も空いていてやってきた豊洲行きのゆりかもめも席に座ることができるほどでした。

ガンダムベース東京前に立つガンダム

帰りは青海駅からゆりかもめに乗車