　今回のハイキングは神奈川県の大楠山にハイキング。出発は京急の安針塚(あんじんづか)駅です。
　ここで私にちょっとしたトラブルが。往きの電車内でお腹の調子がちょっとおかしくなってしまったのです。安針塚駅でトイレ休憩をお願いしようと思ったのですが、駅にトイレは見あたりません。その代わり、駅前に公衆便所があったのですが、これがまた汚いのなんのって……。このときはある程度、お腹の調子も元に戻ったので、そのまま出発することにしました。

　スタート直後から急斜面を登ることになり約30分。坂を登りきったところにあるのが、塚山公園です。ここは三浦按針、本名はウイリアム・アダムスなる英国人夫妻のお墓がありました。何でも徳川家康に気に入られ、領地と「三浦按針」という日本名をもらったそうです。

　ここで腹痛の第二波が………。辺りを見回すとトイレを発見。ダッシュ！　このトイレ、まだ出来たてなのか、とてもきれい。しかも紙もあります。

　あ～、よかった。あとで思い返してみると、トイレはこの先は大楠山の頂上にしかなかったから、まさにこのトイレは私にとって救いの神となったわけです。

　城山公園から歩き出すと、今度は下り坂。そして普通の車道に出てきてしまい、しばらくの間、町中ウォークとなります。

　城山公園から１時間くらい歩いたところでしょうか？　右手にゴルフ場が見えてきて、山道に入ります。よく考えると、安針塚駅からここまでずっと舗装された道でした。　

　ゴルフ場を過ぎ、まだ木の香りが残る新しい木の階段を登れば、大楠山頂上へ到着です。
　頂上には小さな売店やジュースの自動販売機があります。ジュースは町中と同じ値段で良心的。売店も結構な年齢と思われるお年寄りと思われる２人で営業。とても、山を登ってこれるような体力はなさそうですが、どうしているのでしょう？
　実はかなりの健脚だったりして？

　頂上にはらせん階段になっている展望台があります。これがなかなかの高さ。途中からは手すりに捕まらないと、足がすくんで上れないくらいです。
展望台から見る風景はなかなかのもの。アンテナ塔の下には、黄色いものがひときわ目立っています。
　時間はちょうどお昼。ここで昼食としました。するとどこからともなく、猫が。じっとこちらを見ています。ハイカーに餌付けされているらしく、ちょっと太り気味？

　昼食、休憩もそぞろに出発。先ほど展望台で見たアンテナ塔に行ってみると、そこには一面の菜の花畑がありました。一面真っ黄色！　菜の花の香りも辺りに漂っていました。

　下山の途中には小川に沿った道があり、沢歩きを楽しむこともできます。夏場に来ても涼しげそうです。

　さて、ハイキング後は温泉へ。今回は大楠温泉という旅館へ。時間によって日帰り入浴の値段が異なるようですが、私が訪れたときは1,000円。
　源泉は約15℃ですので沸かし湯ですが、これがちょっと熱め。美人の湯とのことですが、特にツルツル感がなし。本当に温泉(鉱泉)なの？　設備面からしてもちょっと値段は高めの印象です。