埼玉新都市交通　丸山車両基地まつり

新型コロナウィルス感染症の拡大が始まった2020年以降、多くのイベントが中止されるなか、車両基地等の鉄道施設が開放されるイベントも、その大部分が中止となりました。一部のイベントは再開されたものの事前申込み・抽選制にして来場者数を抑えたり、有料のツアー形式にしたり。そのツアー料金は数万円とかなりの高額だったり。コロナ以前の事前予約なし・無料の車両基地イベントは影をひそめることになりました。　そんななか、大宮駅と内宿駅を結ぶ埼玉新都市交通（ニューシャトル）では、埼玉県民の日前後に開催されている「丸山車両基地まつり」を2021年も例年と同様に事前予約なし・無料で開催されました。私にとってニューシャトルを利用したのは鉄道博物館への訪問時にひと駅だけ、それも2～3度しか乗車したことはなく馴染みのない路線ですが、久しぶりの「敷居の低い」鉄道イベントということで、初めて訪問してきました。


丸山車両基地は丸山駅に隣接。駅を降りて右手に進むとすぐに入口があります。まずは屋外の車両展示コーナー。1050系と2000系が全部で7編成展示されていました。
1番線から3番線は近くまで線路が敷かれていて、間近で車両を見ることが可能 2020系23編成の記念写真ボードもありました
1番線には1050系52編成		2番線には2000系01編成
3番線には2000系02編成
4番線（向かって右側）から7番線は遠めに車両が展示向かって右側から2000系03編成、2000系04編成 2000系05編成、2000系06編成
続いては検修庫内へ。車両メンテナンス機器類や1000系53編成、保守用車等が展示されていました。
検修庫
左側の機械は「粒状凍結防止剤（アイスメルター）散布機」右側が「液状凍結防止剤（フィバースノー）散布機」中央には散布機が使用されている様子が写真で紹介されていましたこれらの機械を回送の車内に設置し、車内にある床下機器点検口を介して線路上に凍結防止剤を散布しているようです
案内レール・電車線・パンタグラフの展示上から3本のレールが電車線一番下の太いレールが案内レール手前の黄色い機器が車両側に設置されているパンタグラフ		走行輪（タイヤ）着脱装置
リフティングジャッキ 1050系専用という解説板がありました
1050系53編成と保守用車の展示コーナー
		↑　1050系の車内 ←　1053編成の前にはニューシャトルの鉄道むすめ（？）のボードが設置されていました
1053編成の運転席


運転席の向こうには営業線へ至る線路を見ることができます
新型保守用車の展示奥側にはトロッコが連結されていました
敷地内はそれほど広くはないものの来場者もファミリー中心で多くはなく、会場内はゆったりした雰囲気でした。
○ブログ「列車とともに・こぼれ話」では、こちらで書ききれなかった話題をご紹介しています。ぜひご覧ください。１．埼玉県民の日ニューシャトル1日フリー乗車券２．吉野原駅から新幹線を撮影する