２０２１年５月２２日(土)

当初は水戸千波湖で開催される「水戸歌舞伎花火」を会場外から観覧を予定していましたが、新型コロナウィルス感染拡大の影響で延期。そこに埼玉県川口でシークレット花火が打ち上げられるという情報を見つけ訪問となりました。今年も次々と花火大会が中止・延期となるなか、シークレットとは言えども中止の可能性もありますが、情報が少なく予定とおり開催されるかわからないまま当日を迎えます。
堤防道路から打上げ場所方向を望む （打上げ場所は写真奥の荒川手前の河川敷先端部））
花火設営のため打上げ場所に向かう関係者
打上げ場所は事前情報によると川口市浮間ゴルフ場でしたが、17:30頃に近くまで行ってみると実際の打上げ場所はゴルフ場の東側に隣接する荒川運動公園。周辺の堤防道路上には「KAWAGUCHI YEG」というロゴが入ったウィンドブレーカーを着た人たちや観覧目的の人々が集結。河川敷には多くのパイロンが並べられていて、近くには警察のバイクや消防車も待機。ちょうど花火業者と思われる人が設営作業のため河川敷先端部方向に歩く姿もあり、花火打上げは確定だとホッと胸をなでおろしました。 　同じ場所では過去に「川口花火大会」も開催されていて、第1回目が2019年5月。翌年（2020年）も開催される予定でしたが、前年（2019年）10月の台風19号の影響で荒川運動公園が水没・被災したため、いったんは2020年10月に延期したものの、新型コロナウィルス拡大のため中止となっています。後に調べてみると、関係者が着ていたウィンドブレーカーにあった「KAWAGUCHI YEG」は川口商工会議所青年部を意味するとのこと。川口花火大会の主催・主管も川口商工会議所青年部であり、打上げも5月に行われていたことから、今回のシークレット花火は川口花火大会の代替企画だったのかもしれません。
北区側から打上げ場所方向を望む
風向きは17:30時点で北東寄りなので川口市側が順風でしたが、予報ではこのあと南向きに変わるということで会場の様子を確認した後は対岸の北区側に移動。川口市側は川口花火大会で観覧したことがあるし、北区側の方が打上げ場所からの距離も稼げるので標準レンズで対応できるし。北区側は河川敷にある赤羽ゴルフ俱楽部コースに植えられた木々のため、打上げ場所の地面が見えないものの、大きな影響はなさそうです。
打上げ時間は19:30～20:00の間の10分程度で、実際に花火が打ち上がったのは19:36頃。オープニングは3か所からのスターマイン。以降は単発がメインで1か所からの小規模スターマインを挟むといったプログラムが数セット続きます。このまま終了かと思われたラストの1分は虹色ザラ星からの3か所スターマイン。そして銀のトラと冠の一斉掃射はかなりの物量でした。 　打上げの後半からポツポツ雨粒が落ち始めましたが、打上げ中はレンズに雨粒が付くことなかったものの、帰り道は花火を終了を待つかのように傘が必要なくらいまでの雨になりました。