平成２７年８月２９日(土)

平成27年夏の旅から帰ってから、東京は秋の長雨の季節を先取りしたかのような日が続いていました。気温は最高でも25℃に届かない日がほとんど。毎日がどんよりとした曇り空。しとしと降る雨はとても8月とは思えない。花火大会当日の天気予報も曇り時々雨でどっちつかず。朝から霧のような細かい雨が降り続いていました。まるで先週の大曲の花火の時と同じような天気。このときは夜になって雨が止んでくれたけど、今週はどうなるやら。 　今週の私は失態続き。元々、忘れっぽい性格なので、持ち物は前日のうちに準備万端整えておくのですが、今回はそれがせずに当日に行う。さらに天気も良くなかったので、観覧するかしないか悩んでいて、準備を始めたのも出発の直前でした。そのため、傘やカッパなど雨対策グッズは持ってきたものの、懐中電灯やタオルなど小物類を入れたポーチを持ってくるのを忘れてしまった。この程度なら、わざわざ取りに家には帰らないのですが、三脚までも忘れてくる始末。それに気づいたのは最寄り駅近くの自転車駐輪場。それらを取りに帰ったため、当初、現地には16時頃に到着するつもりでしたが、結局17時過ぎになってしまいました。到着は遅れましたが、逆にこれが功を奏して水海道駅で列車を降りた時には雨が上がっていました。花火打上げ直前に降っていた雨がやむというもの先週の大曲の花火と同じ。大曲の花火はこれ以降、雨が降ることはありませんでしたが、今週もそうであってほしい。 　協賛者観覧エリアは事前の販売のほか当日販売分もあり、打上げ1時間前でも販売されていました。事前販売の場合、チケット郵送料で1,000円余計に払わなければならないので、これなら現地調達でもよさそう。また、昨年までは協賛者観覧エリアのチケットを購入すると無料でついてきた斜面用イスが今年は別売となっていました。協賛社観覧エリアの堤防法面はかなり急勾配なので斜面用イスは重宝するのですが、結構かさばるのでほとんどが観覧後はその場に放置されてしまう状況。かなりのゴミになっていたことでしょう。そのため今年は別売にしたのでしょうが500円と結構高い。しかも材質は段ボールだから一回使うと、強度が落ちて次回以降使えるかどうか。結局ゴミになりそうですが、なんかもったいなくて、今回は持ち帰ってきてしまいまいた。 　18:20からはプロローグ花火。30秒おきに5号玉が打ち上げられる。流れるBGMもMisiaの everythingや、平原綾香のジュピターなどいつもの曲が流れ、この時間を利用して協賛者も読み上げられる。メインの打上げは19:00からとなります。 　花火大会中の風向きは花火を正面に見て右から左に流れる横風。煙の流れも比較的よく、ほんの少しかすんでいたような気もしますが、今朝から午後にかけての天気を考えれば、十分な条件と言えるでしょう。 　花火自体は私がどうこう言うような資格はないほどの豪華仕様。大玉は8号までですが、茨城県内の花火業者の双璧をなす野村花火工業と山崎煙火製造所がメインとなり、それにエンターテイメント性があるミュージックスターマインでは、これまた最高峰のひとつと言えるであろう紅屋青木煙火店の3社によるミュージックスターマインが見どころ。そして野村花火工業と紅屋青木煙火店、篠原煙火店による花火ミュージアム。東北から東海地方の有名花火師15社による8号玉ファイヤーアートコンテストなど、プログラムを見るだけでもヨダレもんです。
No.2　ナイアガラ富士200m付　オープニング花火
No.6　野村陽一　花火GALLERY（5号玉100連発）
No.7・No.9　日本の花火BESTセレクション
5号　白い誘惑 山�ｱ煙火製造所	8号　昇曲導付三重芯引先緑銀点滅 山�ｱ煙火製造所
5号　昇り曲導付三重芯菊先黄橙点滅 伊那火工堀内煙火店	8号　昇り分砲付三重芯菊先紅銀乱時計草 伊那火工堀内煙火店
No.10　ミュージックスターマイン「こいぶみ」 山�ｱ煙火製造所
No.11〜13　花火ミュージアム「至高の世界・美の巨人たち」
昇分星付八重芯錦先紫銀 篠原煙火店	昇分火付三重芯菊先紅光露 篠原煙火店
昇分火付三重芯引先青光露 野村花火工業	昇小花付水色芯青緑変化牡丹 野村花火工業
昇り錦朴ナポリの太陽 紅屋青木煙火店	昇り小花三重芯菊先さざ波 紅屋青木煙火店
No.14　ミュージックスターマイン「MOSAIC?/more 細工？」 山�ｱ煙火製造所
No.15　日本の花火BESTセレクション
昇曲導付千輪越後華模様桜華 片貝煙火工業	昇曲導付千輪越後華模様波華 片貝煙火工業
No.17　ミュージックスターマイン「エンターテイナー」 紅屋青木煙火店
No.18　ファイヤーアートコンテスト 日本煙火芸術協会会員15名による8号玉創作花火競技会
昇曲付　華キキョウ芯錦先方向変化 今野　正義（秋田県）	昇小花　変芯錦先変化菊紅残光 堀米　三郎（茨城県）
昇小花　変化輪に錦冠蝶 山�ｱ　芳男（茨城県）	昇小花　栄光の華 細谷　圭二（東京都）
昇小花　虹色のブーケ 齊木　慶彦（山梨県）	昇曲付　夕映えの椰子 青木　昭夫（長野県）
昇木葉付　ひまわりの花 篠原煙火店	昇曲付　緑芯パステルオーロラ分裂入キラ先カスミ草 池谷　博文（静岡県）
昇小花　銀芯ステンド牡丹 田畑　朝裕（静岡県）	昇銀朴　彩色万華鏡 磯谷　尚孝（愛知県）
No.19〜20　花火の巨匠　　スターマインの競演
今年は常総市合併10周年の節目の年であり、通常は打上げ総数7,000発のところ10,000発に。増発分でグランドフィナーレのひとつ前に「花火の巨匠スターマインの競演」というプログラムが追加。菊屋小幡花火店と篠原煙火店のスターマインが打ち上げられました。両社とも和火を前面に押し出した構成。できれば一方はもう少し色鮮やかな花火をメインにしてほしかったかな…。
祭囃子に和の宴（菊屋小幡花火店）	祭囃子に和の宴（菊屋小幡花火店）
幽玄夜噺リクエスト（篠原煙火店）	幽玄夜噺リクエスト（篠原煙火店）
No.21　グランドフィナーレ　ミュージックスターマイン 野村花火工業
グランドフィナーレの野村花火工業によるミュージックスターマインは20:16頃に終了。このあと、エンディング花火として4〜8号玉が合計56発打ち上げられて打止め。エンディング花火打上げ中に流れるのは南こうせつの「満天の星」。先週の大曲の花火のエール交換でも流れた曲。大曲と常総きぬ川と天候面では同じような展開でしたが、いずれもよい花火を見ることができたのは幸運でした。 帰り道は堤防からの脱出に少し手間取りましたが、それ以降は順調に歩くことができ、水海道駅20:50発の列車に乗ることができました。