平成２２年９月１９日(日)

平成22年10月2日の運転開始に先立ち、ハイブリッドシステム搭載新型リゾートトレイン「リゾートビューふるさと」が上野駅にやってきました。また、「リゾートビューふるさと」が走る長野県は、今年10月から信州デスティネーションキャンペーンが展開。そのPRに「リゾートビューふるさと」が抜擢。はるばる長野県から出張してきたのです。 　展示会は9月18、19日の2日間開催。そして、今回は車両の外観だけでなく、車内の見学も可能とのこと。混雑している時間帯に訪れても、車内を行列して歩くだけで、「ハイ、おしまい」と車外に追い出されるのが関の山。よって、会場を訪れる人々が一段落すると予想される2日目(19日)の昼過ぎに、会場の上野駅13番ホームに向かいました。
車両展示会会場の上野駅13番ホーム
入口は、案の定ほとんど行列はなく、スムースに会場内へ。まずは係員に方向車両の一番後ろのドアから車内へ進むように誘導されました。

しかしながら車内に入ると通路はやっぱり行列が発生。このまま通路を通り過ぎるだけで終わりかしら？　と思っていたのですが、これはもう一方の車両(先頭車両)に、1回に十数人ずつ入場させて車内を見学。一定時間が経過すると、係員に車外に出るように促され、見学者の入れ替えをするという方法で混雑緩和を図っていたため、ほとんど待つことなく車内の見学ができました。 　また、見学者の入れ替えがされることで、ひとりがずっと座席等を占領することが回避されることになり、私も座席に座ったり、運転席を覗くこともできました。

	内装は、運転席後部に展望スペースがあったり、座席足を投げ出しても前の座席が邪魔にならないほど、シートピッチが広くなっていて、「リゾートしらかみ」や「リゾートみのり」など、JR東日本のジョイフルトレインと共通する部分があります。 　車内天井部にはモニターがあり、車両前方の景色が映し出されています。
展望スペースから運転席を見る

車内見学をしたあとは、「リゾートビューふるさと」車両を観察。
	「リゾートビューふるさと」は長野駅〜(篠ノ井線・大糸線経由)〜南小谷駅で運転。車体側面のLED式方向幕も、列車名「リゾートビューふるさと」と、行き先「南小谷」が交互に表示していました。 　車体のカラーは、小海線を走るハイブリッド車両「キハE200系」の青と黄色に対し、「緑」を基調とした色づかい。車体側面には「RESORT HYBRID TRAIN」の文字が描かれていて、ハイブリッドシステム搭載のジョイフルトレインであることを主張しています。
※本当はもっと写真をたくさん撮りたかったのですが、途中でデジカメの電池が力尽きてしまい、泣く泣く会場をあとにしたのでした…

実は10月の3連休、「鉄道の日記念・JR全線乗り放題きっぷ」を使用して、「リゾートビューふるさと」に乗ろうとして「えきねっと」の指定席事前予約をしていたのですが、10月9、10日分は満席。指定席販売開始から一瞬で満席となったようです。 　平日は空席も目立ちますが、まだまだ週末は指定席の確保は難しいようですね。