江ノ島・鎌倉あじさい見物とプチ乗り鉄旅

今回は、ここ何回か、私の乗り鉄旅にご一緒いただいているＹさんとの日帰り旅。偶然にも（？）平日に休みが重なり、どこか近場にお出かけしようということで、時あたかもアジサイの季節。アジサイで有名で、かつＹさんの御朱印集めも出来そうな鎌倉に出かけることにしました。6月ということで梅雨の真っ只中。私は根っからの雨男、雨に触れたアジサイも趣はありますが、できれば晴れてほしいところ。一方、Ｙさんは晴れ女とのこと。さてさて、どちらに軍配が上がるのでしょうか？　そしてお出かけ当日、空は見事な青空。これもＹさんのおかげかな？　新宿からは小田急線の「江の島・鎌倉フリーパス」を利用。小田急線の新宿～藤沢までの往復と、藤沢～片瀬江ノ島間と江ノ電前線が乗り降り自由というものです。さらに特急料金をプラスすれば、小田急ロマンスカーにも乗車可能。小田急線の新宿～藤沢間は料金不要の「快速急行」も運行されていて、所要時間もロマンスカーとほとんど変わりません。私ひとりの乗り鉄旅であれば、間違いなく快速急行に乗車するところですが、今日は非鉄のＹさんが一緒。往きはロマンスカーに乗ることにしました。
新宿駅で出発を待つ「えのしま9号」
新宿～片瀬江ノ島までは、新宿8:53発の「えのしま9号」に乗車。使用車両は30000系ＥＸＥでした。30000系ＥＸＥは、6両編成と4両編成があり、両者が連結して10両編成で運転されることもあります。「えのしま9号」も10両編成で運転。相模大野で分割され、先頭の6両は「はこね9号」として箱根湯本へ。後ろの4両が「えのしま9号」として片瀬江ノ島へ向かいます。
新宿駅の発車標「えのしま9号」は相模大野まで「はこね9号」と連結して運転されます	ヘッドマークも「はこね／えのしま」となっています
6号車と7号車の連結面 1号車、10号車の先頭部とは異なる形状となっています	相模大野駅での分割シーン「はこね9号」の出発を見送る「えのしま9号」
片瀬江ノ島駅	ロマンスカーの車内ではＹさんが作ってきてくれた朝食をいただき、私は列車の写真を撮ったり、相模大野駅での分割シーンを見たりでウロウロ。Ｙさんはビールで乾杯。いずれも一般の列車ではできないことを楽しむことができました。ロマンスカーに乗ってよかったね。　片瀬江ノ島駅には10:02に到着。ここからは鎌倉への移動のため、江ノ電の江ノ島駅へ。片瀬江ノ島駅と江ノ電の江ノ島駅の間にある細い路地には飲食店やおみやげ屋さんなどが並んでいるのですが、その中に昔の温泉街を思い起こす射的・スマートボールのお店があり、思わず立ち寄ってしまい、射的に挑戦しました。　ワイルドな男子なら大物の景品を狙いチャレンジするところですが、小心者の私がねらうのは小さな置物ばかり。小さな置物を5個落として、トランプをいただきました。

江ノ島駅から鎌倉までは江ノ電を利用。平日ながら車内は混雑。やはりアジサイの季節だからでしょうか？江ノ島を10:35に出発、鎌倉には10:48に到着しました。
北鎌倉駅にて
鎌倉駅からはJR横須賀線でとなりの北鎌倉駅へ。ちなみにこの区間は「江の島・鎌倉フリーきっぷ」の範囲外。別に乗車券を購入する必要があります。　北鎌倉駅を降りて、約15分歩き、今回の目的地のひとつである「明月院」には11:30に到着。「あじさい寺」とも言われている明月院は平日の今日も多くの人が訪れていていました。園内は青いアジサイで統一。どれも満開でいい時期に訪問できました。
明月院の入口	明月院にて
明月院方丈とアジサイ	大きな花のアジサイに…
小さい花のアジサイ	大きい花と小さい花が組み合わさったアジサイもアジサイにもいろいろ種類があるようで…
御朱印をいただき明月院を12:05に出発。ここから鎌倉駅までちょっとハイキング。北鎌倉の○○寺から葛原岡神社に至る葛原岡ハイキングコースを歩きました。時間にして約30分の山歩きでしたが、ハイキング慣れしていないYさん。少し心配でしたが、最後までしっかり歩けたね。よくできました。
葛原岡神社	銭新井弁天
葛原岡ハイキングコースの終点である葛原岡神社から銭洗弁財天（宇賀福神社）は目と鼻の先。銭洗弁財天には13時過ぎに到着。ここで本日2個目の御朱印をいただきました。
江ノ島	銭洗弁財天から鎌倉駅までは約30分の街中歩き。鎌倉駅に到着したのは午後2時少し前。そろそろお昼ごはんが食べたい。これまでも江ノ島・鎌倉には何度か訪問してきましたが、これまで叶わなかったことがあるのです。それが、名物の「生しらす丼」を食べること。今回こそはぜひ食べたい。鎌倉駅から再び江ノ電に乗り、江ノ島駅へ。事前にガイドブックでチェックしておいた江ノ島内にある「とびっちょ」というお店に行くことにしました。とびっちょの店の前に来てみてびっくり。お昼ごはんの時間帯ではないにもかかわらず、なんと30分待ち。他に生しらす丼が手軽に食べられる店もわからないし、整理券を取って待つことにしました。
生しらす丼	生桜エビのしらすのかき揚げ
待つことジャスト30分、やっと店内へ。「生しらす丼」と「生桜エビとしらすのかき揚げ丼」を注文、2人でなかよく半分ずつとしようとしましたが、Yさんは、「ビールを飲みたいので、ご飯は生しらす丼を少し食べられればいい」と言うことで天丼にはせず、かき揚げのみを注文したのです。しかし、この選択が大正解。出てきた天ぷらの大きさにビックリ。生しらす丼もかなり量が多め。もし、天丼にしていたらご飯を残していたか、無理に全部食べてあとで苦しんでいたかも。生しらす丼もまわりにサラダが散りばめられていて、生卵をかけるスタイル。食べやすくておいしかったです。
帰りもロマンスカー「えのしま84号」を利用
さて、食事のあとは片瀬江ノ島周辺でまったりと過ごし、気が付くと午後7時過ぎ。ちょうど片瀬江ノ島駅19:10発の「えのしま84号」が出発直前でしたので、帰りもロマンスカーを利用。あっという間に過ぎた1日でした。