ちくせい花火大会2025

徐々に復活する花火大会は出てきたもののコロナ禍で花火に飢えていた2022年に第1回目が開催。自分史上最高額となる20,000円の協賛金を支払いカメラマン席を手に入れましたが、めったにない土曜日の仕事が入ってしまい、チケットを無駄にしてしまった。その後もちくせい花火大会の開催日はなぜか仕事が被ることが多く、ようやく今年初観覧となりました。　ちくせい花火大会は独特な花火配置で、公式webサイトによると担当花火師によって打上げ場所が明確に分けられていて、野村花火工業と森煙火工場は小貝川沿いに南北に花火筒が並べられ、野村花火工業が北側、森煙火工場が南側に配置。それに対して、山﨑煙火製造所は道の駅グランクラス筑西の北側に東西に配置されている。つまり野村・森と山﨑は花火の配置が直角になるのです。　メイン会場は「道の駅グランテラス筑西」で3社の花火が真正面ではないけれど、いずれも適度な距離で観覧できる。その他、山﨑煙火製造所の花火設置位置の北側には「北エキサイトエリア」、野村花火工業の花火設置位置の東側には「東エキサイトエリア」が設置され、それぞれの花火業者を真正面かつ間近で観覧できるのに対し、それ以外の業者の花火はかなりの斜め又は真横から見るかたちになり、ひとつの花火業者に特化した観覧エリアとなっていて、3回通わないとちくせい花火大会の全貌はわかりませんてきな配置となっています。
道の駅フードコートで行われた花火鑑賞士による花火セミナーに参加


最寄り駅に到着したのは13:30頃。打上げ開始は18:00だし、指定席を購入しているのでそんなに早く来る必要もないのですが、この日は道の駅のフードコートで日本花火鑑賞士によるセミナーが開催。15:00と16:00の2回あるのですが、早い時間帯の方が来場者も少なく、セミナー参加者も少ないだろうと15:00に間に合うように訪れたのです。

入場口では首から下げるチケットホルダーのほか、パンフレット・流せるティッシュ・ポケットレインコート・ちくせい×アイドルパスターコラボシールなどが配布
道の駅カメラマン席から山﨑煙火製造所打上げ場所方向を見る
約1時間のセミナーを聞いてから会場へ向かう。道の駅カメラマン席は道の駅駐車場に設けられた有料エリアの南西部、物産・直売・レストランカフェ棟の北側に20区画。車1台分を2区画で分け合っているので、1人あたり左右1.4mくらいか。前方はイス席になっていて、その間は約5m離れていて通路になっているものの、有料エリアの端なので人通りは少なかかった。道の駅カメラマン席からは山﨑煙火製造所の打上げ場所は正面わずかに左側から、森煙火工場はほぼ右90度の場所、野村花火工業は右60～70度といずれもかなり斜め方向になるものの、花火の設置はおおむね道の駅から見て左右に配置されているので、ワイド感は削がれていません。画角は山﨑煙火製造所はある程度余裕を持たせて18ミリくらい、森煙火工場と野村花火工業は手持ちの超広角レンズのテレ端となる30ミリでも十分入る間合い。　道の駅カメラマン席からだと森煙火工業は90度右側からなので、カメラマン席が前後にまっすぐ並ぶ画角になるけれど、それほど前に立つカメラマンや三脚は気にならなかった。私の前、つまり右隣の方が森煙火の打上げ時は三脚から離れ、画角に入らないように配慮されていたこともありがたかった。野村花火工業は木々か建物かわかりませんが、根元付近が若干見えなかった。
No.1　★続・筑西市誕生20周年特別企画★ 珠玉の銘華祝砲20連発！　から銀芯青紅緑オレンジハーフスライド山﨑煙火製造所	No.1　★続・筑西市誕生20周年特別企画★ 珠玉の銘華祝砲20連発！　から白銀芯青紅レモン緑風車山﨑煙火製造所
尺玉20連発から気になった玉2発。いずれも山﨑煙火製造所の玉ですが、野村花火工業の幻想イルミネーションやマルゴーのような速度が速いスライドではなく、ゆったりとした動きでスライドしていく花火。静止画だとその動きがわかりませんが、花火の光が輝いている間、常に色が規則的に変化していくのは驚愕の域。
No.1　★続・筑西市誕生20周年特別企画★　珠玉の銘華祝砲20連発！　から錦冠菊3社同時打上げ（左から山﨑、野村、森）
17時からプロローグ花火として4発の昼花火を皮切りに、女性の花火DJと元土浦市副市長で花火鑑賞士の方が解説しながら花火を打ち上げる。スポンサーの読み上げだけの花火打上げまでの待ち時間と比べると、退屈することなく時間が過ぎていきました。　プログラムは全部で9。プログラムNo.1は「開幕の尺玉1発」に続き、昨年から続く筑西市誕生20周年特別企画として、3社の花火師10号玉を合わせて20発打ち上げる「珠玉の銘華祝砲20連発！」。1発ずつ玉名が読み上げられながら打ち上げられるのですが、打ち上げられるのはそれぞれの花火業者の打上げ位置からなので、カメラを動かしながらで忙しい。ここのところ、一度、メラをセットすると微調整以外ほとんど固定してしまう花火大会ばかりだったので、プログラムの度にカメラの位置を動かすのって久しぶり。尺玉20連発の最後は3社同時打ち、やはりというべきかワイド端14ミリの超広角レンズでもすべてを収めることはできませんでした。　プログラムNo.2からNo.8は1社ずつが受け持ち、それぞれの場所からの打上げ。内訳は山﨑が3、森が2、野村が2。野村花火工業の2つの受持ちのうちひとつは、スターマインというよりも4～10号玉○連発のようなプログラムなので、物量の面から言えば全体の約半数が山﨑煙火製造所か。なので初観覧となった今回は、3社の花火がバランスよく見えつつも山﨑煙火製造所が正面で間近に見える道の駅カメラマン席が一番良い選択だったと思う。特に今年は南風だったので道の駅から順風となり雨の心配もなく、久しぶりに絶好のコンディションのなかでの観覧となった。ここ1か月は雨や煙、低い雲に泣かされたからね。
No.2　オープニングミュージックスターマイン　CHIKUSEI★REVOLUTION 山﨑煙火製造所
No.2　オープニングミュージックスターマイン　CHIKUSEI★REVOLUTION 山﨑煙火製造所
No.4　華麗なる大玉連発　未来を描く大輪の花野村花火工業
No.4　華麗なる大玉連発　未来を描く大輪の花野村花火工業
昨年と同様、筑西市とアイドルマスターシリーズがいずれも誕生20周年を迎えたことからコラボ企画として、特別プログラムが実現。アイドルマスターの楽曲を使用したミュージックスターマイン中は、有料エリア内の「アイドルマスター応援席」では声出しやコンサートライトの使用もOKというもの。花火鑑賞士によるセミナーでは鑑賞士の方がアイドルマスターをちょっとイジっていたし、私も全くの偏見がなかったかと言えばウソのなりますが、花火DJの呼びかけに対する反応・ノリのよさ、私がいたカメラマン席からは近からず、遠からずの場所だったけれど、コラボプログラム以外は静かに観覧されたいた様子。これで花火も好きになってもらえたらいいことだし、私も含め一般客のアイコスオタクさんへの理解が深まるのではないかな。私のような三脚組も一般来場者からすれば迷惑な存在かもしれないし、そのために「カメラマン席」「アイドルマスター応援席」などのエリアが割り当てられているのだし、この日もカメラマン席わきで花火を背景にライトアップして浴衣を撮影していた客もいたけれど、それ界隈エリアも設定してみてはお互い幸せなんじゃないのかな？
No.5　★続・筑西市誕生20周年特別企画★ 筑西市×『アイドルマスター』シリーズSPECIALコラボミュージックスターマイン ‐continue‐20th&20th anniversary
No.6 茨城花火師BIG3　エキサイティングスターマイン－森煙火工場－神々の詩～夜空を染める錦冠～
No.7 茨城花火師BIG3 エキサイティングスターマイン－山﨑煙火製造所－ For Decades～未来への応援歌～
No.7 茨城花火師BIG3 エキサイティングスターマイン－山﨑煙火製造所－ For Decades～未来への応援歌～
No.7 茨城花火師BIG3 エキサイティングスターマイン－野村花火工業－ Always Love You～永遠の愛～
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No.7 茨城花火師BIG3 エキサイティングスターマイン－野村花火工業－ Always Love You～永遠の愛～
No.7 茨城花火師BIG3 エキサイティングスターマイン－野村花火工業－ Always Love You～永遠の愛～
No.9 新感覚！全視界パノラマ花火 SPECIALミュージックスターマイングランドフィナーレ THE CHIKUSEI HANABI 2025～天空のシンフォニー～
No.9 新感覚！全視界パノラマ花火 SPECIALミュージックスターマイングランドフィナーレ THE CHIKUSEI HANABI 2025～天空のシンフォニー～
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No.9 新感覚！全視界パノラマ花火 SPECIALミュージックスターマイングランドフィナーレ THE CHIKUSEI HANABI 2025～天空のシンフォニー～
No.9 新感覚！全視界パノラマ花火 SPECIALミュージックスターマイングランドフィナーレ THE CHIKUSEI HANABI 2025～天空のシンフォニー～ ※左が山﨑煙火製造所、右が野村花火工業、さらに右に森煙火工場でしたが入りきりませんでした
最後のプログラム、No.9「グランドフィナーレ　THE CHIKUSEI HANABI～天空のシンフォニー～」は、前半は山﨑煙火製造所が単独で打上げ、後半は3社同時、3か所同時打上げで19:10に打止め。会場の道の駅からはすんなり退場できましたが、大通りに出るまでの露店が並ぶ道路の雑踏を通過するのに15分ほどかかる。それ以降は順調に歩いて20時前には下館駅に到着。20:10発のJR水戸線小山行きに間に合いました。