秩父温泉とバイキングの日帰り旅

奥さんが秩父にあるホテルで温泉とバイキングがセットになった日帰りプランを見つけ、2人で行ってきました。ホテルの名は「ナチュラルファームシティ農園ホテル」。温泉とバイキングで3,200円と比較的リーズナブル。　「旅の発見」というサイトから予約をすると、翌日ホテルから予約確認の電話が入る。入浴は11：00～14：30、バイキングは11：30～14：00という情報はサイトに掲載されていましたが、バイキングは11：30スタートと13：00スタートがあるとのこと。11：30からは団体客があり、若干混雑するということなので、13：00を選択。また、11：00に西武秩父駅からの送迎、14：30にホテルから西武秩父駅までの送迎があるとのいうので、これらも利用することにしました。
往きは西武4000系快速急行で西武秩父へ	秩父札所17番　西光寺
旅のスタートは西武池袋線の池袋駅。7：05発の「快速急行長瀞・三峰口」行きに乗車して西武秩父駅を目指します。この列車、担当車両は4000系というもので、車内は片側2ドアで扉付近を除いてボックスシートが並ぶ観光向けの車両。主に飯能駅～西武秩父駅間で使用されていますが、土休日は2往復、秩父鉄道への直通列車として池袋駅まで乗り入れます。　沿線には多くのハイキングスポットがあり、ハイキング客で混雑する4000系快速急行ですが、この日は朝から雨だったためか、私たちが出発の5分前に到着してもボックス席が開いていて、2人でボックス席を占有できてしまいました。　西武秩父駅に到着したのは8：50。ホテルからの送迎まで、まだ約2時間あります。そこで奥さんの趣味でもある御朱印集めで札所めぐり。今回は秩父札所16番の西光寺と、17番の定林寺に立ち寄り。私は奥さんの札所めぐりに付き合い、時おり沿線を通る秩父鉄道の車両を撮影。いずれもとっさのことでしたので、うまく撮れませんでしたが、そのなかでも昨年（平成26年）10月にリバイバル塗装され、「桜」ヘッドマークを取り付けた6000系が撮影できたのは収穫でした。
7500系ジオパーク秩父ラッピング	7800系
リバイバル塗装6000系「さくら号」
ナチュラルファームシティ農園ホテル	10：50、西武秩父駅に戻ってくると、すでにホテルの送迎車が待っていました。私たちを乗せるとすぐに出発。今日の送迎は私たちだけらしい。　先ほど「桜」ヘッドマークの6000系が走行していましたが、すでに都内では散ってしまった桜も、秩父では花びらをたくさん付けた木々も多く、まだまだ見頃。約7分ほどでホテルに到着しました。
送迎車を降りてホテル内へ。フロントで手続きをして代金の支払い。今日の日帰りプラン利用者は私たち1組だけらしい。…てか、このホテルの日帰りプランの利用客はあまりないのか？　フロントの係員の慣れていないようで、手際があまりよろしくなく、最初の手続きで少し時間がかかった。　食事は13：00からなので、まずはお風呂へ。浴室は大浴場と、3人くらいが入れるサウナ室。そして小さめの露天風呂がありました。泉質は単純硫黄泉の冷泉とのこと。無色無臭で少し消毒臭がある。ph9以上のアルカリ泉ということですが、入浴後のツルツル感は思ったほどありませんでした。　温泉自体はこれといった特徴はありませんでしたが、浴室からの眺めは格別。ホテルは高台に建っているため、眼下に秩父市街が一望。正面には秩父鉄道「秩父駅」があり、駅構内に停車している西武4000系を見つけることができたほか、露天風呂に入っていると秩父鉄道車両の走行音が聞こえてきて、長居してしまいました。　浴室の隣には休憩室があり、バイキングの時間まで滞在。休憩室は机が4～5台とそれほど広くはありませんでしたが、利用者は私たちだけ。入浴中も、途中で入ってくる客はおらず貸切状態。ゆっくりできました。休憩中、SLの汽笛が聞こえてきて外を見ると、ちょうど「パレオエクスプレス」が煙を噴き上げて秩父駅を出発するところでした。
農園ホテルからの秩父市街の眺め
秩父鉄道「秩父駅」から出発するパレオエクスプレス
13：00になってレストランへ移動。ホテルに入ってすぐ、フロントの横にレストランがあったので、日帰りプランであることを書か臨に伝えるが、日帰りプランのバイキング会場は別にあるとのこと。これもチェックイン時に説明がほしかったが、間違えて入ってしまったレストランの係員が、わざわざバイキング会場まで案内していただいた。　温泉が貸切状態だったので、バイキング会場もガラガラかと思いきや、こちらはそれなりの盛況。日帰りプラン客には予約席があてられているので、仮に混雑していても大丈夫。メニューは約20種類ということですが、いずれもうまい。ピラフ、炊き込みご飯、蕎麦、うどん、パンなど主食は多彩。副菜もローストビーフや鶏のハーブ焼きなど。特に天ぷらは料理人が目の前で揚げていて熱々。天ぷらの具はシイタケとこごみ。サクサクでやわらかく絶品。デザートのいちごとバナナのケーキ、バニラアイスまであって、温泉とは打って変わって期待以上の食事を楽しみました。
帰りはレッドアロー号を利用	帰りもホテルのバスで西武秩父駅まで送迎。西武秩父駅に到着したのは14：45頃。15：25発の特急レッドアローに空席があるということで、帰りは少し贅沢をしてしまいました。　近くのスーパー銭湯に行くのも手軽でいいですが、休日はどこもかなりの混雑。館内で食事をしようとするとお金も結構かかります。今回の日帰りプランでは、ほぼ貸切状態で温泉に入れてゆったりでき、スーパー銭湯では味わえないバイキング料理が食べられて、3,200円プラス電車賃なら、これもありかな？と感じました。